2013年8月13日火曜日

今日の新聞から・・・





(内容と関係ありません。わたしの作品です。)





「新世界」透明標本  New World Transparent Specimens



骨格標本の本だが単に骨以外の組織を取り除いた標本を紹介しているものではなく、提示されているのは肉質部分を素通しにする技術で作られている標本である。故に、細かい骨の部分も保存されより骨格を観察することができるもの。



唯の標本に留まらず詩的雰囲気を醸し出しているのは、骨格を包み込む透明な肉質を感じることができるからだとは、美術評論家・北澤憲昭氏の解説。なるほど透明な肉質の輪郭の仄かな存在を感じることができたら、単に骨格だけを取り出され標本に身を窶してしまったモノにない「生物全体」の存在の中の「生き物の骨」を観照できるかもしれない。



生物学的興味ではなく、何か秘密めいたうしろめたさを伴ったコワクの一時を得ることができるかも。



まだこの本を購入してはいないのだが。。。。



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