マルタのオハナシはちょっと脇に置いておいて、先日テレビを聞くとはなしに聞いておりましたら、「昔のことを思い出すこと」によって、脳が刺激されて活性化されると。だからと言って思い出したわけではありませんが、小さい時の思い出です。
だいたい子どもの頃の思い出で良い思い出はないのです。と言うのは家族揃ってどこかに出かけると必ずと言っていいほど結果的に悪い雰囲気の内に終わるからです。ある日、わたしが小学3~4年生の頃、わたしたち家族は潮干狩りに出かけることになりました。両親と二つ上の兄とわたしです。その頃、父が運転免許を取ったばかりだったのでドライブに行こうと言う事になりそんな風に。
初めのうちは順調にドライブも進行しておりましたが、そのうち父が道に迷ったようで母となにやら話し合っております。車を停めて母が誰かに道を尋ねに行きました。そしてまたスタート。しかし、まだ道はわからず父と母はなにやら険悪な雰囲気に。でもその時に限らず皆で出かけるといつもこんな様な物なので、わたしと兄は黙って見守っておりました。
「お前の道の聞き方が悪いからだ。」とか・・・、
「お父さんはいつも指図ばかりして、自分では何にもしないんだから。」とか、云々カンヌンの言い合い。
父も免許を取ったばかりそして車もボロイので坂道では一苦労。坂道発進では後ろに下がったりしてしまいます。すかさず母が「後ろの人がビックリしてはるわ。ようぶつからんでよかったは。」なんてチャチャを入れます。ますます、父の顔は険悪に。
漸く潮干狩りの海辺に着きますと父はもう疲れたとフテ寝。母はわたしたちといっしょに貝をとり始めますが、すぐに休憩。残ったのはわたしと兄。こうなると兄は潮干狩りなど置いといてわたしをからかい始めます。こんなことできるかとかあんなことできるかとか言っては、段々深いほうへ。しまいにわたしは、スッテンコロリン・・・パンツまでビチャビチャ。母はわたしのビチョビチョ姿を見ると、弱ったね~~~、パンツ買って何か食べてもう帰ろ、と。
帰りは順調にレストランまでたどり着き、母は兄にトイレに行ってパンツを脱いでくるように命令。兄は当然ズボンをはいているのでパンツなくても大丈夫。つまり、わたしは彼のパンツを穿いたまま家までの道程をその日は過ごしたのでした。
オシマイ。
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