土曜日の新聞には、書評欄があります。10冊くらいの本の紹介です。本は好きなので楽しみにしていますが、買おうとまで思う本はあまりありません。
昨日の紹介では、興味ある本がありました。
ひとつは、『スピノザ全集』、全6巻です。スピノザはアカデミズムの傍系ですが、重要な位置を占めています。実は、彼の本は数冊持っているのですが、難しくて読めません。せいぜい、彼の哲学の解説本程度は読んでいます。
『スピノザの世界』とか、ドゥルーズの『スピノザ』です。
買っても、きっと読まないだろうーーーとは、思います。読む力がない。。。しかし、買いたい。ジレンマです。
もう一冊は、『メタモルフォーゼの哲学』です。ーーー植物も動物もひとつの生の変身ーーーという事。
表紙を飾る大小島真木の挿画が素晴らしいと書いてありました。「植物と動物と人間が、血管や気管や枝や根や骨を想起させる管でつながっている。」という事。
「わたしたちは自身を取り囲むすべてのものと同じ生を生きている」と述べられているとか。
良いなあ~。
わたしたちは、絶対的に個人的で固有の「生」を生きていると思っているが、自分の内と自分の外とは、繋がっているーーと。スピノザとも通じるところがあるようなあ~。
履かないスニーカーを収集している人がいるように、わたしも読まない本を収集しても良いよね~。オブジェのように買うのも有りかと思いますが、この歳になると「役に立たない物」を貯め込むのも、なんだかなあ~と、思う昨今です。
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