2026年9月10日木曜日

『虫祓いの宦官師弟』、読み終えました~。





中華ミステリー、大好きです。 昔の中国ですが。 大きなお屋敷に閉じ込められている妙齢な御婦人たちとか、使える使用人同士のごちゃごちゃとか、たまにやってくるご主人様とか。 そして、宦官です。

本書は、章立ての一つ一つが完結するミステリーで、最後にまとめてすべての話が完結します。

時代考証はわかりませんが、工程の娘が暮らす公主府で幽鬼騒ぎが起き、その解決のため若き宦官が寺に使いに出されます。 その道中で「幽鬼を祓うことができる」という汚らしい子供に出会い、そのみすぼらしさに同情して屋敷連れて帰ります。






その宦官の子供が事件を解決して行くわけです。 大いなる虫の知識が事件への解決に導きます。 つまり「虫祓い」です。

若い宦官は、弟子が出来たと喜びますが、実際は、その13歳のこどもが事件を解決しているということ。

 明智小五郎みたいに、名探偵とその助手の少年かと思いきや「人の好い師」と「はしっこい子供」のコンビでした。 充分に楽しめましたが、もうこの一冊で良いかと。 


と、思いきや、(最後の)エピローグで信じられないーーー事実が。 で、もう一冊くらい読んでみようかなあ、という気になっています。










2026年8月17日月曜日

『ゾンビ回収婦』を読んで

 



『ゾンビ回収婦』

 

 

タイトルにインパクトがあり興味を持つ。その後、芥川賞を受賞と知る。若くして芥川賞を受賞したことと、この題名で大江健三郎氏を思い出した。「一気読み必死の圧倒的虚構世界(リアルライフ)」という帯コピーの通り、一気に読めた。

 

 

AIに浸食された世界」ともあったが、それほど浸食はされてはいない(マトリックスのように)。たまたま今朝の新聞に「あなたの職務、撤廃されます」という記事があった。「AIが代替・米IT人員削減」と。

 

アマゾンでイベント運営などを担っていた20代の女性は今年1月、会社から一通のメールを受け取った。「困難なお知らせがあります。あなたの職務は、変化の一環として撤廃されます。」と。

 

現実に起きていることだ。そしてこの本の出だしは、「わたしと夫、双方に、ほとんど同時に、解雇予告が届いた朝のことだった。」とある。

 



同時に解雇通牒を受け取った「わたし」は、怒り、悲嘆にくれる。しかし夫は、「ぼくらこれからの人生、もうはたらかなくていいってことーーーなのかなあ。」と。彼の方は、とても良いことと受け取る。これからは、好きなことだけしていけばいいんだ。「それって圧倒的にいいことじゃない!」翌朝、ダイニングテーブルの上の「しばらく演奏旅行にでてきまーす!!」と置手紙が。

 

 

と書いていくと、とてもシリアスなお話と受けとられかねないが、まったく筋を追うことに意味がない物語だ。全体の感じを味わうという事か。

 

 

「わたし」の方は、仕事がないということは、もうどこに出かけることにも意味がないと家に閉籠る。気づけば、わたしの大部分を会社に明け渡していたのだと。生活のどの部分にもわたしはないと。

 

そして、夫が残していったVRヘッドセットを装着し、虚構の世界に埋没していく。そこはホテル。「わたし」はそこで掃除婦として殺されたゾンビを処理し続け、そこに快楽を見出し、ゾンビとの共感意識を醸し出していく。

 

 

はじめに大江健三郎氏を思い出したと書いたが、まったく別物だった。というか、時代が違うというか、わたしには「文学」として鑑賞できる世界ではなかった。つまりわたしが時代遅れと言う事。

 

小説家は、なにか現・時代の「悩み」というものを表現するものと思うが、その「現代の悩み」というものを、わたしはもはや理解できないということだ。

 

この小説をわたしの本棚の大江健三郎とか安部公房、別役実の隣に並べることは出来ない。『コンビニ人間』の隣に並べることにするか。???

 

 




2026年8月7日金曜日

また本を買ってしまった。


 

ほんとにネ。まだ読んでいない本がたくさんあるのに買ってしまいました。それは、毎日、新聞を読んでいるからです。本の広告があると、記事よりもそちらに目が行ってしまって。


今回は3冊、興味あるものが見つかりました。


『一外交官の見た明治維新』

『虫祓いの宦官師弟』

『ゾンビ回収婦』


です。




ほんとは一冊目の『一外交官の見た明治維新』が一番読みたかったんですが、アマゾンでは売っていませんでした。古本ならアリです。で、一時保留。


2冊目は、中華ミステリーみたいですが作者は日本人のよう。ベストセラー作家のようなので、知らないのは私だけかもしれない。中国ミステリーのどろどろしたのも好きです。登場人物もドロドロしていそうだし、読めそうです。


3冊目は、最近芥川賞を受賞した作品です。賞をとったからと言う訳ではありません。題がスゴソウ。アマゾンで検索したら、賛否両論でした。ちょっと迷ったけど、自分で判断しようと買いました。なんだか、大江健三郎を彷彿とさせたからです。訳の分からないSF見たいなあ~~~。


と言う訳で、今回は2冊購入です。







2026年8月2日日曜日

再考



 

日曜日には新聞に俳句・短歌欄があります。一般公募作です。見るたびに「あ~~ぁ。」とため息をついてしまいます。


先回のUPの俳句ですが、ずっと後悔しています。最後の文字数が4になっていること。それで駄作を再考することも気が引けますが、


酷暑日の

アトモスフィアの

沈黙に


あるいは、


酷暑日の

アトモスフィアの

沈黙…


???






2026年7月26日日曜日

暑い日が続きます。



 

ほんとに。ちょっと洗濯物を干すだけで、めまいがしそうです。新聞を取りに行くと熱風に襲われます。


少々、俳句トライしてみました。


酷暑日の

アトモスフィアの

沈黙


どうでしょうか。






2026年7月21日火曜日

片桐はいりさん


 

「片桐はいり」は、私の好きなというか興味のある役者です。以前はテレビのドラマなどでよくお見掛けしましたが、最近は見ませんねえ~。舞台の役者さんなのでテレビにあまり出ないのか。


特徴ある風貌で、つまり顎の線が強調されているのですが、その線を強調するばかりのヘアースタイルです。顎のところで刈りそろえたボブです。


『徹子の部屋』で見たとき、徹子さんが「その髪型を変えないのですか?」というようなことを質問しましたが、はいりさんは、「何か問題でも。」という応え。徹子さんは、「いえ、何も。」と。


笑ってしまいました。



で、


片桐はいりさんが『折々のことば』で取り上げられていました。

「ほんとうに、近頃は自分の体に、どうしたの? とたずねる機会が多いのだ。」


同感です!!!


「若いうちは気持ちが体を通り抜けて外の世界に向かうが、歳がいくとその過程を支えているものにより多く意識は向かう。」


ほんとにネ。


若い時は、なにも考慮することなく「日常」が通り過ぎて行ったが、今は、ひとつひとつ自分の体に聞かなければならない。


年とるとスタートアップするまでに時間がかかるのよ~、と言うと、「何もやることないからいいジャン!」と言われた。然り。。。







2026年7月16日木曜日

なんて、こったい!


 


『紙で読むと 脳のコスパ良い?』、と言う最近の新聞記事です。


結論を言うと、「紙で読む方が脳の余計な活動をおさえられる『省エネ化』に役立つようだ。」ということ。東京大の酒井邦嘉教授の研究グループの発信です。


今回は漫画を用いての実験ですが、小説でも調査してみたいとのこと。調査方法は割愛させてもらいますが、紙で読むと内容を理解しやすく、脳の活動を節約できたとみられると。


紙で読むとページをめくるわずかな時間で脳内が整理され、理解につながる。また、紙面の位置関係で全体が掴みやすく内容を構成しやすい。





で、「なんて、こったい!」は、


これ朝日新聞の記事なんです。なのに何故、「デジタル新聞」を薦めるかなあ~。わたしに。メールが来ます。「今なら500円追加で、紙とデジタル版と両方読めます。」とか。新聞に入るチラシでもしつこく薦めてきます。


そして、いつの間にやら夕刊がなくなるし、新聞休刊日があるし。休刊日でも「デジタル版」は読めますよって……。何らかの陰謀に違いない。。。


わたしは、紙で読みます。これからも。