2013年8月13日火曜日

一人っ子政策------その2

今回は少しまじめに(?)。以前にも「一人っ子政策」によって男の子と女の子の出産バランスがくずれていると書きましたが、どうしてなんでしょうか?男と女ってそんなに根源的な問題なんでしょうか。わたしが言いたいのは、中国は共産主義であり、共産主義は本来男も女も同じ権利を持つと言うことでは?つまり、職業的に言えば、中国では男と女の差は全くないと言えそうです(ほんの少しの経験なので、この程度の表現で)。バスの運転手、電話の配線人等々。でも、ある人に指摘されました・・・スーパーの家電売り場はどちらが多い?食料品売り場はどちらが多い?



どんな社会形態でも“まだ”男なんだ・・・と言うことでしょうか。スウェーデンでもフィンランドでもまだ男と女は50%-50%ではないですよね。話は少々それ気味です。





中国では子供を二人以上持つと違法です。罰金(税金)を払わなければいけません。だから罰金を払える人たちは二人子供を持てます。払えない人で子供がふたりいれば二人目は戸籍がないということです。この世に存在してないということです。だから、学校に行けません。正規の職業に就けません。



もう一つ、中国では人民は自分の住みたいところに移動することはできません。基本的には生まれた場所に定住するということ。もちろん手段はありますが相当複雑な手続きが必要なようです。聞いた話では、ふたり以上子供を持っている人たちも違法に都会に出てくるようです。捕まらないために(逃亡)。でも、同じように子供たちは学校に行けない、親自身まともな職業に就けない・・・・・。



ある時Jが言いました。Jが住んでいる団地の日本で言えば町内会長あるいは自治会会長のような人に呼び止められたと。Jは32~4歳ですが、年より若く見えます。それで、その人が言うには、

「あなたまだ登録してないね。」

��は、

「わたしもう子供ひとりいるよ。登録する必要ない。」

わたし、

「えッ!その人見張ってるの?」

��,

「そうよ。初めて知ったか。」(わたしはいつもJにわたしが興味のあることを執拗に質問しているので)。

「でもどうするの?ふたりめを妊娠している人を見つけたら?」

「堕させるよ。それだけよ。」



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