2013年8月13日火曜日

フィチアンガ





フィチアンガはニュージーランドのオークランドから車で3時間くらいの小さな町です。一本の、車ですぐ通り過ぎたしまいそうなメインストリートとハーバーと海岸線上の多くのビーチで成り立っています。フェリーで向かい側の半島に行くと、またまたたくさんのビーチが広がっています。わたしとしては、理想的なロケーションです。



ですが、英語学校はあまりよくありませんでした。実は、マルタの学校でアドバンスクラスに昇級できてから、もう海外の学校に行くのはやめにしようと思っていたのですが、昨年行ったハワイ島の小ぢんまりした学校の居心地がとてもよかったので、今回も、田舎ののんびりした学校なら、リラックスできるかなと。実際その通りだったので、「よくない」というのは、とても矛盾した感想なんですが…どうも。



シニア向きの学校をネットで検索して選びました。でも、実際は若者だらけ。「若者」もまだ学生や卒業したばかりという20歳代前半の人が主でした。18歳の高校生もいましたし。若者たちなら、この学校のお遊び的授業も楽しいかもしれませんが、ほんとに勉強したいと思っている人や経験を積んだおとなにはどうかなと、思う所が多々ありました。



例えば、生徒同士がお互いに何かのふりをしてロールプレーイングをする方法はよく見られますが、今回はセールスマンとお客さんという設定です。そこでわたしは「コンドーム」を売らなければいけませんでした。もちろん、真剣にその意義を考えて売ることはできますが、なんせ、相手は20代前後の若者たち。当然のおふざけ状態に「なんでやねん!」という感じです。





もちろん良いところもありました。それは、ロッジとアフタヌーンアクティビティ。このロッジは学校に通っている人専用の施設と聞いていました。が、他の学校の生徒が一人とフィチアンガが気に行って住み着いてしまった日本人の女性がひとりいました。若者たちはたいていホームステイを選ぶので、ここは落ち着いた雰囲気が漂っていました。ここでの人間模様はちょっと興味アリ。



それから、アフタヌーンアクティビティ。わたしは「ボーンカービング」選びました。ハワイでもみたようなマオリの伝統的カービングです。1週間4日間で2週間8日間、午後から2時間から3時間、ばっちり学びましたよ。先生は、定年後にここが気に入って住み着いているドイツ人。ボーンカービングを始めてから15年になると言っていました。教え方はとても丁寧で、妥協を許さぬ所は芸術家。道具とかは、わたしがシルバー彫金師のこともあり、見慣れたものでした。英語の学校より有意義な楽しい時をここで過ごしました。





以上、大雑把なわたしの印象です。次回は、ここで会った人々について語りたいと思います。







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