2013年8月13日火曜日

ユニバーサル・ロッジの住人たち





ユニバーサル・ロッジに4時ごろに着いて、2~3の人に紹介されましたが、まだ会っていない人達がいます。その中で、伝説の人Jさん。彼女は、16歳の時にフィチアンガに来て、英語学校に1年間通いました(学校はここから歩いて5分少々)。日本に帰ってからも、フィチアンガが忘れられず、18歳で再びフィチアンガに。それからこの町に就職して、以来ずっとこのロッジに住んでいます。



今は、22歳とか。ロッジのご主人も、「わからないことがあれば彼女に聞けばいいよ。何でも知っているよ。」と。それはそうでしょうけど、それが、彼女にはなかなか会えないのです。3週間のわたしの滞在のあいだに4~5回見かけましたが、2回は、ただ「こんにちは」と言っただけ。2回は、彼女がリヴィングでお食事しているのに遭遇し、2~3言葉を交わしただけ。1回は、近所を歩いていたら、偶然すれ違い「良いお天気ですね」などと言っただけ。



わたしもそうだけど、彼女も相当シャイらしく、服装はいつも黒っぽい感じで、黒の長パンツを穿いて、黒のテンガロンハットのようなつばひろの帽子を被っていました。ひょっとして、日本語で話しかけず、英語で話しかけた方が良かったのかもしれません。と言うのは、もう一人の住人K氏。彼もうわさに上っていました。47歳の金髪の日本人がいるって。彼らしき人に、その日の夜にキッチンで会いました。あとで、彼がその人だと分かりましたが、わたしが日本語で話しかけると、「英語で話せ」と言われました。「まあ、今日はいいよ。学校の生徒でないなら日本語でもいいけど」と。「あら、ごめんなさい。わたしも一応生徒ですから気をつけます」と、それからは、きっちりと英語で話させてもらいました。その時は、どこにでもこんな奴はいるねえ・・・と、ちょっと憤慨。JとこのK氏が英語で話しあっているのを見かけたことがあるので、Jにも英語で話しかけた方がいいのかしらと思ったのでした。でも、あとでJさんに「日本語で話してもいいですか」と聞くと、「もちろんよ」と言われたので、Jさんの場合は、単に「無口な人」だったようです。



実は、最初にここで遭遇したのはミキさん。彼女は、わたしは日曜日に着いたのですが、土曜日にここに来たようで、同じく明日から学校に通い始めます。それで、同じ日本人が来たという事で、わたしの声を聞きつけて部屋から出てきました。それで、ふたりともまだ食料を買い込んでいないので、今日は奮発してレストランでディナーにしようということに。それから、近所のコンビニみたいなところや、パン屋さんを教えてもらいました。レストラン(このレストランはお迎えの運転手さんにバッチリ聞いていた場所、2~3のレストラン情報は手に入れていました)での彼女との会話からの情報は、まず、彼女は23歳で、この春から市役所で働き始めるということ。仕事を始めると、もう長いお休みは取れないだろうからと、5週間ここで英語を学ぶそうです。彼女は、オークランドの空港で同じ学校に通う予定の日本人のご婦人に会ったそうで、彼女はシニアで初めての海外での学校だから相当ナーバスになっているらしいと。歳は59歳だと。なぜそんな彼女の歳を知っているのかと思いましたが、あとで、彼女は人の歳を聞くのが趣味らしいとわかりました。わたしがK氏の歳を知っていたのもミキさんのおかげです。「47歳の金髪の日本人がいるらしいが、今日来るらしくてまだ会っていない」とこの時は言っていました。



わたしのお隣の部屋の住人はオーストリア人のご婦人で、やさしそうな英語もバッチリのひとでした。ミキさんと一緒の時に彼女とバッタリ会いました。お互い自己紹介した後で、ミキさんは ”How old are you?” と聞いたのでした。わたしは「オオッ~」と思いましたが、ナディーン(オーストリアの女性)も WHAT? っていうような感じ。Are you asking how old I am? と言いながらも、「しかたがないなあ」と、37歳と答えました。それから、学校でもミキさんは “How old are you” と誰彼となしに聞き回っていました。







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