前回も書きましたが、人類は家畜を品種改良し続けて、相当惨めな状況にまで至っていると思います。そして、植物もです。
今日の朝日新聞で『バナナの世界史』という本の書評を読みました(書評だけですが)。バナナの原種は種ばかりで食べられるものではなかったと、何かの本で読みましたが(『銃・病原菌・鉄』かなあ)、突然変異のタネのないバナナ一種類だけを選んで育ててきたので、一度絶滅の危機に瀕したとこの本で知りました。種がないので、株分けで増やしてきたのですが、これは単一DNA。ある病気が蔓延して、ひとたまりもなく絶滅したそうです。今食べているバナナは違う品種の物ですが、こちらも単一DNA。病原体も進化して、新バナナ病も表れているそうです。
もちろん人類は人口増加を支えるためにも、品種改良を推し進めている訳です。ここまできたら、もう後戻りはできないな、というのがわたしの感想です。良い悪いは別にして。どんどん自然破壊をして、すべてが自然ではない世界になるまで、終わりそうにないですね。
それとも、どこかでストップするでしょうか。そちらに賭けてみますか。
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