2015年6月4日木曜日

上海から友達が来た。


何度も書いておりますが、2003年から2005年の間、上海に住んでいました。そのきっかけとなったのが彼女です。その前年、2002年にイギリスで知り合いました。上海では、彼女といっしょに商売をしていたのです。その間の経緯とか上海での辛い生活は他の所でも書いておりますので割愛させていただくという事で……、とにかく友達がやって来ました。

 

実は3年ほど前にも一度名古屋に来ています。その時は、日本政府の政策が「中国人に日本に来てもらうためビザ発行の条件を緩和する」というものでした。そしてもうひとつ、必ず沖縄に滞在して、それから自分の好みの場所に行くという条件付き。これは、沖縄に対する経済対策の一環だったようです。が、今回は直接名古屋に来れたよう。海外旅行にビザが要るというのは、少々メンドクサイことですね。日本人(日本国籍)は、だいたいの国で3ヶ月間はビザなしで行けるので助かります。

 

という訳で、一回目の彼女からの連絡は、6月1日から5日まで名古屋に行くけど、「今、ビザ待ち」というものでした。それでわたしは、「オオッ!いきなりかよ」という感じ。と言うのは、この1~2年間全然連絡がなかったからです。いつもは、年賀状メールは来ていたのですが、それもなし。こちらからメールしても返事無しという状態でした。日中の関係がおかしくなってから、中国からのメールが届かなくなったという「うわさ」も聞いていましたので、「誰かがじゃましているのかしら」なんて思ったりもしましたが、単なる彼女の気紛れのようです。

 

彼女は友達ですからそのくらいの事は許しましょう。彼女はとても頭が良く、考え方も柔軟な人です。でも、当然文化の違いがあり、「ムッカ」と来ることもありますが、彼女の方も同様でしょう。それから少々ずる賢いところもありますが、許せる範囲のたわいないものです。例えば、「こちらの方が近道だからこちらの道を行こう。」と言うので付いて行くと、実は自分の行きたい店があった…と言うようなことです。

 



 

さて、今回メールを受け取って、さあたいへん、自分のスケジュールを全部キャンセルして、彼女の接待をしよう……と。前回はそうしました。で、空港まで迎えに行くから日程を知らせてとメールすると、今回は友達と3人で行くから迎えはよいとの返事です。わたしのテンションは一気に下降。なんだ、友達と一緒に来るなら全日程付き合わなくてもいいかと。中国人同士3人で、いろいろなところも行きたいだろうとも思いましたから。

 

空港には迎えに行きませんでしたが、その日の夕方5時半にホテルのロビーで待ち合わせて夕食を一緒にすることになりました。考えたら、上海から名古屋まで約2時間半ですから、近いものです。先回は、日本食は食べない、洋食も食べない、で、何を食べるのっていう感じでしたが、今回は名古屋名物を食べると言いました。とにかくホテルの近くの居酒屋へ。それから、彼らは日本酒だのみそ汁だの、名古屋飯の味噌カツや手羽先、どて煮、お茶漬けまで頼みましたよ。全部美味しいと言ってくれました。でも、もうひとつの目的は、そのPHOTOをネットにUPすることだったみたいです。その場でUPして見せてくれました。中国版フェイスブックのようなサイトだそうです。

 

わたしは、「なん~~~にもない名古屋に来てくれてありがとう」という気分でしたが、彼女は「名古屋に来たのにひとつ秘密アリマス。」とのこと。それは、なんと注射です。ネットで調べたら、名古屋に有名な病院があるとか。彼女の説明によるとどうもプラセンタのようです。「一回7000円。安いよ。」って。お肌とか髪とか更年期障害にもイイね、って。なんだ、またヤラレタ!

 

 

と言う訳で、今日6時に待ち合わせ。名古屋最後の夕食を共にします。今から出かけます。

 

チャオ!





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