2013年8月13日火曜日

やっとワインをGET



いったん家に帰って、買ったものを冷蔵庫に入れた。「ママ、冷蔵庫にいれさせてもらいますよ。」と口の中でぼそぼそと言いながら。いくらホストファミリーの家と言っても、他人の冷蔵庫を勝手に開けることに何か悪い気がしたからだ。それからスーパーで買った調理済みのサンドイッチとジュースを飲んで昼食はおしまいとする。問題なのはビール。もう一度言う、わたしにとってはビールは必需品なのだ。もう一度近所の探検に出かけた。スーパーがある大きな通りへ再び戻った。この通りの両側には、ママが教えてくれたイタリアンのレストランや日本料理のお店が並んでいた。マクドナルドやバーガーキングではないが、ハンバーガーのファスト・フードの店も二三あった。



今度はスーパーとは反対の方向に歩いてみる。小さなお店がたくさん立ち並んでいるが、やはりアルコール類は売っていなさそうだった。するとそこで、セブンイレブンを見つけた。久しぶりに知っているお店を見つけたので何か幸せな気分になり、とりあえず中に入ってみる。売っているものは日本とは少々違っていた。ローカルな食品だ。それから、その後行ったどの国とも同様に、コンビニは日本のように煌々と明るくはなかった。このことも今回初めて知ったことだ。たまに、「お休みかな」と思ってしまうほどの所もある。



陳列棚をのぞいていると、「ワォツ」・・・アルコール類が棚に並んでいた。覆いもなくチェーンとか鍵も付いていない。ビールはなかったが、ワインがあった。「オオ、さすがアメリカ」と (この時、セブンイレブンはアメリカの資本) 訳のわからないことをつぶやきながら、ワインを買う。ワインは、日本に比べてとても安い。マルタでは日常的に飲むようなワインが、一本280円くらいで買えた。ここも、それくらいだったと思うが、値段は覚えていない。



ウキウキしながら、来た道を引き返すと、ケンタッキー・フライドチキンの看板が目に入った。またまた見慣れた風景だったので、誘われてフライドチキンを買う。ワインとは合わないが、気にしない、気にしない。今日の夕食はワインとフライドチキンで決まりだ。





家に帰ると、ママがいた。

「日本レストランに行った。」と聞く。彼女はその後もわたしの顔を見ると、なぜか同じ質問をする。他の国でも、ホスト・ママはたいてい「日本レストランに行ったか」と聞くとわかった。

「いえ、行ってないけど、フライドチキンとワインを買いました。」

「それは良かったわね。」

ということで、ワインオープナーを借りて、食事をする。「最高の」一日だった。





つづく・・・



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