2024年6月27日木曜日

またまた、本を買ってしまった。。。


まだ読んでいない本(あるいは、読みかけの本)が山積みなのに……である。ちなみに、現在読んでいる本は、『消しゴム』、アラン・ロブ=グリエ著です。もう少々で読めそうなので、感想をUPします。


買った本は、『神々のささやく世界』です。ホモサピエンスがアフリカ大陸エチオピアから対岸のサウジアラビアに移動し、そこから育んでいった文明。



メソポタミア文明からローマ帝国崩壊までの4000年間の歴史を、ひとりの歴史家が書き下ろします。


この手の歴史、大好きです。ローマ帝国が原始キリスト教を論理的に改竄し、世界をキリスト教と共に駆逐していった以前のおハナシ。そこにはいろいろな文明、宗教、思想、芸術がカオスの如、渦巻いていました。


大好物……です。


読めると良いけど。。。





2024年6月11日火曜日

新しい言葉


「マンスプレイニング」


最近知った言葉です。新しい言葉が社会に知れわたると、その「差別感」、「問題点」が顕在化され、とても良い事と、ーーー思います。


この言葉は、2014年に出版された「Men Explain Things to Me」(米国、レベッカ・ソルニットさん著)から来ています。マン イクスプレインニングからのマンスプレイニングです。日本では、『説教したがる男たち』と題され2018年出版されたという事です。


ソルニットさんの経験で、

ある男性が「貴重な本だ」と紹介してくれた本が自分の書いたものだった。その男性は、本の内容を自信たっぷりに説明し続けた、と言います。


この新聞記事を読んで、「そうだよなあ~~~。」と思いっきり感じました。生まれた時から、そんな奴ばかりだ!(もちろん大げさで例外はありますよ。)と。



そして、この歳になっても、囲碁を教えたい男たちが周りにいっぱい。下手(したて;自分より棋力の低い人)でも、そう。「わたしが勝ったのに、なんであんたが教えるんだい!」と、心の底で怒鳴っております。たまに、「うるさいなあ~」という事もありますが、「変なヤツ感」を周りに与えていますねぇ。


このように、「言葉」ができると、行為自体が皆に理解され、わたしも生き易くなるというもの。


セクシュアルハラスメントもそうでした。若い頃には、そんな言葉はなく、会社では女性はお尻を触りまくられ放題。そのことに文句を言うと、雰囲気を読まない奴、とか、小さい事で目くじらをたてて、と言われてしまいます。やっと、社会に認知されました。


しかし、この「説教をしたがる…」というのは、男性に限ったことではないなとも思いました。記事の第二弾でそのことが指摘されて、「ふむふむよかった。」と思っています。つまり、これは、権力を「持つ人」と「持たない人」の間の関係であります。現在、圧倒的に権力を持つのは「男だ」というところに問題があるのだと。




最近、テレビ番組などで女性が前面に出てくることが多くなりました。ニュースショウでも、今までは、男性のメインとアシスタントの女性アナという位置づけでした。この頃、女性のアンカーマンが多くなりました。コメンテーターも、お飾りではない専門家の女性が専門知識を披露しています。


私自身、はじめは、女性が増えたねえ~、とか、公平感を出してるねえ~、とか思っていましたが、今では、「女性が」とは捉えず、誰々さんがと「個人の名前」として捉えることが出来ています。


なので、これからこのような常態を見て育つ人々には、「男だから」とか「女だから」とか言う概念はなくなっていくのでは。


期待します。