少し前の『折々のことば』で、辻邦夫氏の言葉が引用されておりました。作家の辻邦夫氏は超有名ですが、わたしは本を読んだことはありません。
何故「ウっ!」と思ったかというと、全く関係なく辻佐保子さんがわたしが大学生の時のゼミの教授だったからです。辻邦夫のパートナー(妻)です。でしたか?お二人とも亡くなられておられますから。
ゼミでは、京都や奈良の寺、博物館などの見学ゼミ旅行がありました。佐保子先生だけホテル泊でしたが、私たち生徒7名と講師の先生、助手の先生は、一緒に旅館に泊まったものでした。(雑魚寝です。)
その宴会の時の話題でよく辻邦夫先生のことがでてきました。佐保子先生との日常生活は如何にとか。
そんな事が思い出されたのです。そしてもうひとつ。邦夫先生亡き後、佐保子先生は一人でマンション暮らしだったようで、ある時新聞に「辻佐保子さんが、孤独死していたのが見つかった。死後一週間は立っている模様。」と。
たいへんショックでした。その新聞記事を切り抜いて持っていましたが、見返したことはなく、捨てることも出来ず、なお、保管しております。



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