最近わたしの興味あるニュースが、次々と目に飛び込みます。そのひとつが、「ロボット派遣」です。人手が足りない時や、一時的に増産が必要なとき、工場の生産ラインにロボットを派遣するビジネスです。川崎重工業が始めたとありました。
川崎重工業が昨年6月に販売した産業用ロボット「デュアロ」をリース会社に販売し、その会社がそのロボットを派遣すると言う形です。デュアロは1台280万円ですが、短期間だけ使いたいと言う要望が多く、レンタルの方が利用者も増えるとの判断。ロボットを人の代わりに生産ラインに入れます。車輪付きで移動もでき、レンタル料は6カ月間の契約で、月20万円程度とのこと。
わたしの感想は、まだまだ初期段階ですが、こんな時代が来たんだなあ~、と言うもの。というのは、英会話教室に通ったり、プライベートレッスンを受けていた時の話題の一つに「日本も移民を受け入れろ」というのがあったからです。「この日本の高齢化社会また少子化時代になぜ日本は移民を受け入れないのか」と言うのが、アメリカ、イギリス、その他の国の先生達の意見だったのです。
まるで、「日本人バカじゃないの。現実を受け入れないと将来たいへんなことになるよ。」と言った感じです。わたしは、その度に彼らに反論していました。「移民は単純労働をするために日本に来るのではない。そういう扱いをするするから、現実にいろいろな問題が生じているのではないか。」と。
そんな問題が、イスラム国の問題と絡み合い、最近では移民を推奨する意見は減って来ました。しかし、その頃は(数年前の事ですよ)、そんなことを言っていたらバカを見るのは明らかだと言う彼らの論調。で、わたしは、「日本は大丈夫。『ロボット・サイエンス技術』がありますから。」と。半分冗談で言っていたのですが、現実になりつつありますねえ。
その他にもロボット・スーツがありますし、介護用ロボットや歩行支援装置などもあります。ロボット・スーツは、同じくレンタルが始まっています。運送業界や農業の現場など高齢者が身につけての作業はもう日常です。筋力のアシストが得られます。
歩行装置は、小さなスツールに足が付いているようなデザインで、柔らかい椅子に坐って歩けるようなもの。そのデザイン力にニューヨークのデザイン博物館に展示されているとのこと。介護ロボも介護する人が利用し、高齢者のトイレのアシストやベッドに寝かせると言うような使い方もあれば、介護される人自身が身に着けるものもあります。また、歩行支援ロボスーツは2015年には、日本でも医療機器として認められました。患者に自己歩行を促すための医療機器です。筋力が衰える筋ジストロフィーやALSなどの難病患者にロボスーツを装着し、歩行訓練を行います。歩行距離が延びたり、実際に歩く能力を取戻せるケースも出ています。身体が以前の状態の記憶を取り戻すのでしょう。
このようなロボットやロボット・スーツにAIが加われば、これからも、もっと進歩するのは明白です。日本でも人工知能学会が、年内に「人工知能倫理綱領」を策定することになっています。最近見た新聞の雑誌の広告では、「ロボット・スーツで世界に生き残る日本」という見出しが躍っていました。日本の高齢者は80歳以上になっても、ロボット・スーツを着て働きますよ。
少子化なんて問題ナシです。
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