朝日新聞のコラムです。長いお休みがありましたが、少々前から再開しています。
昨日の言葉は、
「まさに身近な者こそ愛することは不可能なので、愛しうるのは遠いものだけだ。」
ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の中の物だそうです。
解説:
この言葉は他人と他者は違うと教える。赤の他人は私と無関係なので、他者としての存在は希薄だ。逆に身近な人は私と磁石の同極のような関係にある。我が鬩ぎ合い、意地を張り合い、些末な行き違いにそのつど引っかかる。つまり他者の度合いが高い。(鷲田清一)
「他者」という言葉は、何故か魅惑的だ。若い時分から興味がありました。『自己と他者』という心理学の本も学生時代に読みました。
他人より家族間の殺人事件が多いというのも納得できますネ。
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