父が他界して、少々の絵画を残しました。大した価値があるものでありません。でも、バブル期に購入したものなので、当時は価値はありました。その中に、北川民次の絵がありました。油絵はそれでも少々の値段が付きましたが、版画とかは、2~3千円程度のものです。
それで、その中の数点を貰いうけました。寝室に飾ってみました。初めのうちは、ルンルン気分で、感動しておりましたが、その内……息苦しく……。
彼の絵が耐えられません。健やかに安眠を得る場所で、なにか重苦しくて。毎晩彼と対峙しなければならないからです。値段は安くても一流の画家の絵です。そこから発散されるオーラは偉大でした。
それで、絵を玄関の脇に移しました。あまり目に触れないように。
やはり良い絵は、絵を見るぞ~、という覚悟で臨まなければいけませんネ。美術館に行くとか(しかし、周りに人がいると疲れるが)。自宅に絵を飾るだけの部屋があればいいけど~~~、そんな贅沢は出来ません。
という事で、寝室には海外で買った絵ハガキを数枚飾りました。モロッコです。絵ハガキとして売れるくらいのプロの写真ですから、ステキです。迫っても来ませんしね。