前回、ヒトは人に育てられてヒトになるのでは?と書きました。
で、AIはどうなの?と。生成AIです。
アメリカのSF作家であるフィリップ・K・ディックが、1950年終わりか1960年初期に著したSFで、タイトルは忘れましたが、コンピュータが牛耳る世界で、アメリカ製のコンピュータ、ソ連(ロシア)製、欧州、中国、日本製のコンピュータが出て来ます。それぞれのコンピュータがそれぞれの国を治めているのですが、それぞれの国の特徴が表れているわけです。
つまり、国民性によって、製作されたコンピュータも性格が違うという事。となれば、それぞれの言語で学んだAIは、そのそれぞれの言語の特性を具現化するのか?と。
今、日本政府は日本語による生成AIを計画しています。そうなると、英語で学んだAI、ロシア語で学んだAI、中国語で学んだAI,日本語で学んだAI(欧州は何語で学ぶかは知らないが)は、その国を代表してその特質を示すのでしょうか。
そうなると、ヘイト問題はどうなるのでしょう?それぞれ恣意性を持つのでしょうか?
話は逸れますが、(妄想だから)、
AI翻訳は格段に進歩しています。ドイツのAI翻訳サービスDeePLの最高経営責任者ヤロスワフ・クテロフスキーさんのインタビュー記事を読みました。
外国語を学ぶ必要はなくなるのではないか?との問いに、「外国語をまなぶことで脳は訓練される。異文化についても知ることができるのでは。」と答えています。
同感です。外国語(あるいは外国)に興味のある人が勉強することになるのではと思っています。つまり、趣味ですね。外国語研究の趣味。仕事だけに興味のある人は、AI翻訳に任せておけばよくなりそうです。
「十分なデータさえあれば、エイリアンの言葉だってAI翻訳で理解できるのでは」の質問には、「AI技術はそれを可能にするはず」と答えています。
それじゃあ~さあ~、と思います。エイリアンより地球の生物の声を聴いたらと。
鳥の鳴き声から意味を見出している研究者もいますし、その他の動物も然りでしょう。植物の「声」を分析している研究者もいますよ。
それだけの資料があればAIに学ばせて翻訳してもらえるんじゃないのかなあ~。
興味深いことになってきそうです。ネ。
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