少し前にも書きましたが、ディックは1960年代70年代に活躍したアメリカのSF作家です。
その頃に書かれた作品、コンピュータが支配する世界。そのコンピュータが、アメリカ製、欧州製、ソ連製、中国製、日本製で、それぞれの個性を出して世界で争っている訳です。
それで、それぞれの言語で自主学習している生成AIは、それぞれの個性を持つのかなあ~、と書きました。
前置きが長かったですが、先日「チャットGPT、職業に性別偏見」との見出しが、新聞の一面を飾りました。
宇宙飛行士は男性的、看護師は女性的などと、ChatGPTは職業に対しジェンダーバイアスを持っていることがわかったと。大量のデータを学習しているAIが、もとのデータに含まれているバイアスを反映したのです。ーーー驚きです!
こういうことを研究している人がいるということも驚きですが、ChatGPTの運営側もAIのバイアス対策に取り組んでいるという事実にも驚きました。説明してよ~ん。広く世間に知らしめよ、です。
ジェンダー問題ばかりでなく、それぞれの言語に無意識に含まれているバイアスも生成AIに反映されているかもと。
予見したディック、畏るべしかな!
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