数日前の『折々のことば』です。
デイヴィット・ヒューム
人間は……諸対象について判断するのに、その内在的な価値からではなく、比較によって行うのが常である。
一方の手を温め、片方の手を冷やしておくと、同じ水が冷たくも温かくも感じられる。激痛の後に続く軽い痛み快くさえ感じられる。
とか、言うような事のようです。小学校の時、注射を打つ前に、自分の手を思いっきりツネると、注射の痛みは感じないんだよ~~~、というマジナイを思い出しました。
人の判断はそうした力学に支配されている、と言う事です。
だから、人は何かを判断する時、そのものの価値からは答えが出てこないという事ですか。比較する物がなければならない。
そう考えると、比較する対象を選ぶという事や、人が皆同じように比較し判断するとは限らない。なんやら複雑な事になって来るよう。。。
世の中、絶対的真理というものはないんでしょうね。「数学」だけは、人によって「答え」が違うという事はなさそうですが。哲学はどうでしょうか。哲学で絶対的真理を見つけ出すことができるのでしょうか。
そんな妄想でした。
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