この本は読んでいません。新聞の書評欄で見つけました。
最近、高齢者向きの本を多々見かけます。昔売れていた作家が、80代・90代になって自分の老いの生活を語ったりとか。たいていは、高齢になっても「若々しく、元気に暮らそう」というもの。
しかしこの本の著者は、それに反対のようです。著者は、高齢者向きクリニックで診察をしていた医師であり著述者です。
老いに抗おうとしても、結果的に抗しきれず高齢者の生活は「不満だらけ」のものになってしまうという主張です。できる限り死を遠ざけようとするよりも、老いとともに歩むこと、適当な時期に死を受け入れることーーーのようです。
書評では、そんな著者の思いに同意する人が多いので、この本が売れているのであろうと言っています。
大賛成です。。。
以前も書いたように、「身体の耐用年数を超えて生きているのは人間だけだ。」ということ。医学が進んで、生かして頂けるのはありがたいが、適当な時期に死なしてもらいたい。だから、病気のひとつは、治さずに残しておこうと思う今日この頃です。