中華ミステリー、大好きです。 昔の中国ですが。 大きなお屋敷に閉じ込められている妙齢な御婦人たちとか、使える使用人同士のごちゃごちゃとか、たまにやってくるご主人様とか。 そして、宦官です。
本書は、章立ての一つ一つが完結するミステリーで、最後にまとめてすべての話が完結します。
時代考証はわかりませんが、工程の娘が暮らす公主府で幽鬼騒ぎが起き、その解決のため若き宦官が寺に使いに出されます。 その道中で「幽鬼を祓うことができる」という汚らしい子供に出会い、そのみすぼらしさに同情して屋敷連れて帰ります。
その宦官の子供が事件を解決して行くわけです。 大いなる虫の知識が事件への解決に導きます。 つまり「虫祓い」です。
若い宦官は、弟子が出来たと喜びますが、実際は、その13歳のこどもが事件を解決しているということ。
明智小五郎みたいに、名探偵とその助手の少年かと思いきや「人の好い師」と「はしっこい子供」のコンビでした。 充分に楽しめましたが、もうこの一冊で良いかと。
と、思いきや、(最後の)エピローグで信じられないーーー事実が。 で、もう一冊くらい読んでみようかなあ、という気になっています。

