ペナン島から帰宅しました。4月29日にです。しかしながら、経由地香港で飛行機が遅れ、帰ったのは深夜。結局、30日でした。
ペナン(マレーシア)は、居心地良かったです。マレー人は、マレー系、インド系、アラブ系、中国系。宗教で言えば、ほとんどがイスラム教のようですが、ヒンズー教も仏教も共存していました。イスラム教徒いえば、頭から爪先まで黒ずくめの女性もいれば、頭だけスカーフで隠している人もいました。つまり、いろいろな人々が平和に暮らしているということです。
(「マレーシアは、多様な人々が平和に暮らす素晴らしいところだね。」とベン(英語の先生)に言ったら、「そう思うか。」と言ったので、「見かけ上は」と言っておいた。まあ、複雑な事情もあるのかも。)
それから、人々がいつもそこかしこで掃除をしているということ。道はきれいです。ホテルもきれい、プールもきれい、海岸もきれいでした。そうそうトイレもきれいでした。
わたし、この歳になってナンパされるとは思わなかったのですが、滞在中に電話番号を2個押しつけられました。もちろん、掛けはしませんよ。一人は、ウェイターがナンパ師に変身です。人のよさそうな、いいお父さんって感じだったのになあ。もう一人は、ビーチに坐っていた時に通りがかりに声をかけてきました。観光客にただ親切に声をかけてくれたのかもしれないので無視できないでしょ。
彼はなかなか去らないので、少々お話をしました。そこで得た情報です。彼の少々の日本語とわたしの英語力との会話ですから、少々の誤謬があるかもしれませんが。
ここでは、人々が何語を話しているのかしばしわからないことがあります。マレー語の中に英語が入り込んでいることもありますが、基本的に彼らは英語を話すので英語かと思えばマレー語。マレー語と思えば中国語などなど。それで、彼に「ホテルの従業員も何語を話しているのかわからないよ~。」と言うと、「ホテルの従業員はたいてい外国人だ。」と言いました。「日本人は見当たらないョ。」と言うと、「今は、日本人は少ない。5年くらい前はたくさんいた。」と。少々険のある言い方だったので、ふ~~~ん、それは彼らの不満なんだと気付きました。つまり、仕事を奪われているのね。
わたしはもう帰る頃だったので、毎日のビーチ浴でもう真っ黒。で、彼が、「よく焼けたね。もとは、白かったのか。」と言います。わたしは普段でもそんなに白くないので、そんなことはないと言いますと、「色が黒い人ほど良い人だ」という彼の説を開陳。黒人が一番で、それからインド人、そして彼ら東南アジア人。同じアジア人でも東アジア人は評判良くなさそうです。色が白いから。「今度来た時、連絡してね。2~3日で僕が真っ黒にしてあげるよ。」って。
そう言えば、バスの中では、白人系はなんか敬遠されている雰囲気でした。彼らの自己主張の態度も一因だとは思いますが。エピソードをひとつ。
バスを降りるときはボタンを押して降りることを知らせるのですが、ある時、白人女性がボタンを押してもバスが止まらなかったの。彼女は怒鳴り出して、「止まって、ドアを開けなさい。」って。それで、運転手と言い合いに。結局は、停留所でないところでバスは止まって、彼女は降りました。彼女の言い分はわかるけど、「どうなんだろうな、わたしだったらどうするかなあ」と思いました。バスの運転手はその後も、「彼女がボタンを押すのが遅かったのだ」と文句タラタラでした。
そして、その2~3日あと、同じ事を目撃しました。しかし今回は、マレー人の厳つい男でした。ボタンを押してもバスは止まらなかった。彼は、「えっ」という感じだったけど、そのまま次のバス停まで乗っていきました。この彼の方が文句を言いそうなタイプだったんですけどね。そうだよね。わたしもやっぱり次のバス停で降りるよねと思った次第です。
という訳で、どうも白人系は敬遠されていそうですが、ある時バスに乗車した時、日本人の4~5人が、大きな声で日本語で話していました。定年退職後の御夫婦二組と言った感じです。話の内容が、バスの中でスリにあったとか、親切そうに近づいてきても用心しなくてはいけないとかそんなこと。そんなこと、日本語とはいえよくバスの中で大声で話すなあと、目を伏せて聞いていたら、わたしの近くに立っていたマレー系のおばさんが、わたしに目配せしてきました。わたしは、いつの頃からか見かけが日本人じゃなくなっているので、彼女もわたしが迷惑そうにしているのを見て、「ほんとにね」っていう目配せを送ってきたのかなと。
結論、「色の白い日本人」は、でっかい態度を取らず、もっと慎ましやかにしなくてはイケマセンよ。
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