先週の放送で、気になることがありました。金曜日の「源ちゃんのゲンダイ国語」です。高橋源一郎さんが、独自の視点でいろいろなトピックを取り上げます。先週は、大正時代の新聞の人生相談のコーナーでした。
その頃は、回答者は「新聞記者」だったそうです。で、源一郎さんは、主に男女差別に関するような問題を取り上げていました。数種。
例えば、男性からの相談で、
「妻が、結婚した時に他に付き合っていた人がいた。その処女性を疑う。では、わたしは、処女の妾を囲おうと思うが。」
と言うもの。
その解答は、妻が良くない、囲ってもかまわない、が、妻に反省を求め、妾を囲うことは検討を要す…と行ったようもの(スイマセン。ディテールは忘れました。)。
高橋源一郎さんと藤井アナは、これはおよそ100年前の相談ですから、100年前はこんなスタンスだったんですね、と言うコメント。イージー過ぎるよ。現在は、法律では認められないけど、第2婦人は健在だと思いますよ。歌舞伎役者とかの「隠し子」騒動は続いているでしょ。
しかし、わたしの感想は「100年前も、今も変わらないョ」と言うもの。最近の「保育所」の問題でもわかるように、子育ては、「母に」任せられているような状況。『母は人間である』という本も見ました。
わたしの青春時代の話。およそ、30数年前のことですが。先ずは、大学院生になる、についてのお話。先輩の言によれば、大学院生になる選考で、女性である先輩は、教授から「遠慮する」ように言われたとか。「将来のある男子学生に譲りなさい」と。女性に将来はないのか、と彼女は言っていました。
また、わたしのゼミの先生に女性助教授がいました。彼女は、「教授会で、お茶をいれさせられる」と言っていました。知る人ぞ知る、辻佐保子先生ですよ。
そこでわたしのエピソード。大学を卒業してから就職し、めげてすぐ離職したのですが、その時、メディア系に関係ある友達が、「バイトがある。」との情報。それは、テレビ番組の壁の花。30分坐っていれば、3000円もらえるとのこと。その意図は、「女性が喫煙しても良いのかどうか」というトピック。
番組は、女性の喫煙者を募り、番組を構成するとのこと。女性喫煙者の出演者は、仮面をつけて出演しても良い、付けなくても良いと。もちろんわたしは出演料に魅かれて番組に行きましたよ。喫煙は何も悪いことではないので(20歳は過ぎていましたから)仮面はつけませんでした。
壁の花ながらインタビューされました。
「お父さんは、あなたがたばこを吸うことに反対しているでしょう。」って。
「もちろんですよ。でも、関係ないでしょう。単なる嗜好の問題ですから。」と答えました。
これが、ほんの30数年前の事です。
ほんと、我慢にも限界がありますよ。安部首相!
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