今日の新聞ニュースのタイトルです。アメリカが「火星探検」を計画し、火星移住計画を発表した時、多くの人が「アメリカが、またアホな事をぶち上げトル。」と思ったことと想像しますが、それが現実になって来そうな勢いです。英語クラスのアメリカ人の先生でも「バカバカしい」と言っていたほどでした。
アメリカの企業が、2022年にも計画を開始し、100万人の居住を構想しています。「米企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者がこの27日に、人類の火星移住を目指して開発する超大型ロケットと有人宇宙船の詳細を公表した。」とあります。この文章を読んで、フィリップ・K・ディックのSF小説の書き出しか…、と思うのはわたしだけでしょうか。
マスク氏によりますと、ロケットや宇宙船を使い捨てではなく再利用が可能なようにし、経費を抑えることにより、火星行き「ひとり2000万円」の数字が出てきました。燃料は火星にある水と二酸化炭素を利用しメタンと水を作ります。火星には約80日で到着します。20年には地球軌道に試験機を打ち上げ、火星への打ち上げは22年以降ということ。マスク氏は、人類が絶滅せずに存続し続けるには、地球以外の惑星への進出が不可欠であり、火星を拠点に木星などさらに遠くの宇宙への進出も視野に入れていると述べています。
「人類」とは「金持ち」のことかと、皮肉のひとつも言いたくなりますが、わたしが思ったことは、火星には当然ヒトが生きるための酸素がないのだからヒトが暮らせる「ドーム」のようなものを建設するのだろうと言うこと。そのようなドームを作ることが出来るなら、地球でも人類は生き延びられるのではなかろうか……。
地球の温暖化かどうかは知りませんが、最近の異常気象にも耐えられるドームの建設。そして、人類は他の生物に迷惑をかけることなく、地球を汚すことなく、そのドーム内で自給自足できるのではないか、と。
昔見たB級SF映画では、穢れた街中を食料の「人工肉」を求めて彷徨う大勢の人々がいました。しかし、金持ちは贅沢三昧。彼らはたまには「ほんものの肉」を食べる事ができるのでした。豪華なレストランで。そんなように「人間社会」と「自然界」が分離するような世界がくるのではと想像してしまうのです。ドームの中の平和な世界と外の原始の世界が並立すると。
当然、ドームに暮らすことが出来ない人々はいるでしょう。ドームの外のスラム化と無法地帯化は避けられません。
まさにSFのような世界がそこまで来ているのかも。「明るい未来」のSF映画はありません、と言うことでしょう。
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