2018年6月11日月曜日

IoTの時代に向けて




今年の初め頃からどうも花粉症になったような気配がする。くしゃみと鼻水が止まらない。しかし、最近掃除をサボっていることもあるので、ダスト・アレルギーかもしれないとも思った。医者に掛からないので真相はわからない。



それで、ちょっとぜいたくかとは思ったが、iROBOT買った。もう、少しくらいの贅沢をしても良い歳だろう。使ってみると、なんて素晴らしいのだろうか。iROBOTの動きに見入ってしまう。



一回目の始動時は、部屋を右往左往しているのを見て、大丈夫かと心配した。二階の部屋で使っているが、そこは二部屋続きで、間に引き戸の溝と段差がある。そこで、その動きの回転が狂ったりして、二つの部屋を行ったり来たりと迷走していたのだ。使っている内に部屋の構造を掌握したのか、迷わず掃除し始めた。一回だけブラインドの紐に絡まって死んだようになっていたが、わたしが紐の処理をしてからは、上手く掃除している。








通常、週二回掃除している。iROBOTが部屋を掃除しやすいようにと邪魔なもの――椅子やクズ籠や床に置いてある体重計等――を廊下に出す。そして、ドアを閉めると言いう工程となる。ドアを開けておいて廊下も掃除してもらうというオプションもあるが、今のところは保留している。廊下からの階段から落ちないかと心配だから。もちろん落ちないだろうけど。



そして、わたしは一階に降りて、自分の朝の仕事を始める。しかし、iROBOTOのスィッチを入れてすぐにドアを閉めればいいものを、やはり少しの間iROBOTの動きを見つめてしまう。それは、少しバックして自分のホーム(充電器)から離れる。そして半回転して向きを変え、障害物にぶつかるまで前進する。と、また半回転して前進する。その毎回の半回転が微妙にずれていて、軌道が少しずつ横にずれていくという仕組みのようだ。初めは障害物にぶつかる時、思い切りぶつかって大きな音を立てていたが、今では学習したのかソフトになった。



わたしが、一階で仕事をしていると、時々二階からゴトゴトとiROBOTが部屋の敷居を往復している音が聞こえるが、その内にわたしはそんなことはすっかり忘れてしまう。しばらくして、何かの用事で二階に上がると、ああそうだと、iROBOTの存在を思い出す。「どうかな?」と、ドアをそっと開けてみる。すると、それはすでに自分のホームに帰り静かに収まりかえっているのだ。



ちょっと感動モノの一瞬だ。何も言う事を聞かない人々のいる人間社会で暮らしていて、何も文句を言わず、仕事を終えたら黙って自分の居場所に戻っているそれを見ると、愛おしさを感じる。こんなわたしみたいな人間は、人を避けて自分のいう事を聞く機械の方へのめり込んで行くのかも知れない。










にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿