2021年7月27日火曜日

前回のプレバトの「お題」は、「Tシャツ」でした。




 

俳句のお題です。「Tシャツ」は季語ではないとの説明ーーー白シャツなら季語であるという事です。


いろいろ悩んだんですが、未だならず。


Tシャツで思い出すのは、今までの海外旅行で買ってきた数々のTシャツ。


先ずは、1998年に行った南アフリカ共和国。と言っても、ケープタウンだけですが。何しろ、始めて行った一人旅なので緊張しました。


ブラブラ歩いていると、フリーマーケットにぶつかりました。そこには、たくさんのアフリカらしきものがありましたが、何と言っても色とりどりのTシャツ。


選ぶのに苦労しましたが、ド迫力のキリンの顔のアップのものと、幻想的に飛び回るたくさんのデザイン化されたシマウマを購入。こちらは、薄紫一色です。


そこでアフリカの絵画の一派である「ティンガ・ティンガ」を思い出しました。「キリン」の方の色使いと迫力は、ティンガ・ティンガの様。


そこで、


○○○○○  ティンガ・ティンガの Tシャツや


なんてどうかなと思いましたが、○のところが思いつかず……。やはり、季語事典を研究すべきでしょうか?


あと、サンフランシスコやハワイ州のハワイ島、ロンドンのTシャツもあるのですが、今しばらく考えてみます。




2021年7月20日火曜日

今日の一句。。。

 



新盆や   

父の机の

季語事典



です。




2021年7月19日月曜日

『囁き男』を読んで。。。


 

『囁き男』 ミステリーです。

 

 

この本は前回書評を書いた『汚れなき子』を購入した時についでに何気なく買ったものです。大当たりでした。読み出したら止まりませんでした。

 

巻末の解説の最初の一文が、「背筋の凍るような恐ろしい犯罪が題材であっても、読み手の心の奥底まで入り込んで感情を揺さぶり続け、読み終わった後もなかなかその状態から放してくれず、いつまでも心に居続けるミステリーに出くわすことがある。本書『囁き男』はまさしくそんな一冊だ。」でした。

 

ほんとにそうでした。終わりの方では、思わず泣いてしまいました。そして、読み終わった後もそのままこの物語に浸っておりました。

 

 

話はだいたい二つのルートで成り立っています。1ページ目は、

 

ジェイクへ

 

きみに話したいことは山ほどあるんだけど、ぼくらはいつも、面と向かい合うとうまく話ができない。よね?

 

とあります。

 

このジェイクは、小さな息子で(後でわかりました。7歳です。)書いている人物は父親です。最近、母親であるレベッカが病死したらしく、父と息子が残されたというところ。父と息子の間にたってコミュニケーションを図っていた母親が亡くなって、お互いどう向き合えばよいのかわからない状態の様です。

 

父親は作家ですが、レベッカの死後、何も書けないでいます。この人物の息子ジェイク宛に書いたものが、頻繁に挿入されます。最初の内は、なんでこれが挿入されるんだろうかと疑問でした。ほんとは、この父親がレベッカを殺したんじゃないの?なんて勘ぐってしまいました。

 

これがひとつのルート。もうひとつは、警部補ピート・ウィルスの物語。彼は、20年前に起きた事件に悩まされています。犯人は捕まって刑務所に服役しているのですが、彼が殺した5人のちいさな子供たちの内一人の死体がまだ見つかっていません。




 


彼が、この犯人を逮捕して手柄を立てました。が、この一人の子供が彼の心にひっかかります。この子を探し出して、家族の手に委ねたいと20年もひとり捜査をしています。そのために、刑務所にいる犯人フランク・カーターに定期的に会いに行きます。そして、その度に打ちのめされて、心がボロボロになります。

 

この犯人が「囁き男」という異名を取っているのです。幼い少年を残酷な手口で殺し、平気な態度で服役しており、警部補のビートが面会に来るたびに、彼を恣意的に痛めつけています。しかしながら、この事件も過去の事であり、この物語の主役の事件は「何なのか」。

 

そして、事件が起こります。ニールという小さな子供が行方不明になります。彼の両親は離婚しており、ニールは両親の間を行ったり来たりしています。そして、父親を訪ねていた時、父親が吞んだくれて、母親のもとにニールを送り届けることが出来なくなり、一人で帰らせました。そこで、事件が起きたのです。

 

アマンダ・ベックという警部補がこの事件の担当で、この3つの物語がどのように関係してくるのかが、キーポイント。

 

ニールは、行方不明か誘拐されたのか?この子を見つけるために必死の捜索が展開されます。しかし、もう絶望的だと思われたとき、さらわれた同じ場所にニールの死体が置かれていました。それは酷い状態で。

 

この状況から、この事件は20年前の「囁き男」の事件と何か関係があるのかと疑われます。そして、物語の中盤あたりで、先のジェイクの父と警部補ピート、そしてニールの事件が絡み合ってくるのがわかります。

 

この先は、読んで下さい。

 

この話の肝は何でしょうか?

 

ジェイクと父親の危なかしい関係。警部補ピートは、昔アルコール中毒で家庭を壊した。そして彼には別れた幼い息子がいた。また、服役中のフランク・カーターには小さな息子がいて、彼はこの子を嫌っていた。サデスティックに日常的に暴力を振るっていた。

 

これらの問題も事件に関係し、最後に落ち着くところに落ち着くのでした。





2021年7月18日日曜日

今日の一句。。。

 



東海地方も梅雨が明けました。今朝の蝉の声の騒がしい事。


そこで、


  梅雨明けや  湧きいづる蝉は   タイムマシーン


それから、

まだまだ、しつこく考えているコーラです。


   苦し夏の 記憶の中の コーラの香


オソマツ




2021年7月15日木曜日

最近、思っていること。。。


 

それは、日本語についてです。


最近、このコロナ禍で、テレビのワイドショーは、ほとんどこの話題です。その中で、英単語が使われる頻度が上がっているなと思います。例えば、エヴィデンスとか、エッセンシャルワーカー等々。


今までわたしは、「ちゃんと、日本語があるでしょう。」と思っていました。つまり、日本語を使えよ、と。幕末から明治にかけて、たくさんの外来語が入ってきました。それをその都度日本語に置き換えていた当時の人達の苦労を思うと、日本語を捨てないでくれ~、と思うばかりでした。


私たちが母国語で科学とか数学とかを語れる、勉強できるのは、唯々彼らの御蔭なのです。自国語を使わないで、英語やその他の先進諸国の言語でしかそれらを語れない国々があります。それは、それらの国にそのような学術用の概念がなかったからです。



しかしながら、


テレ朝のモーニングショーの玉川さんが、「エヴィデンスは証拠と言う日本語があるが、微妙にニュアンスが違うので……。」と言っているのを聞きました。そんな英語のニュアンスまでわかる日本人がどれだけいるのか、思いましたが、明治の外来語の日本語化もそんな側面があります。


日本語に直された言葉と、もともとの言葉の意味が微妙に違うという事。それで、原語で本を読んだ方が、より良く理解が出来ると言うことも起こります。


そこで考えたのは、元々我々が思っている日本語は、日本語でなかったのではという事。つまり「やまと言葉」ではない。聖徳太子のころ(もっと前か?はわかりません。)、律令制度などが日本に入って来たとき、それに合う言葉、漢語が入ってきました。その時、漢語を日本語に置き換えたのです。


我々は、言葉を置き換えて発展してきました。そして、明治の頃に「外来語を日本語に置き換えた」と言う意味は、西洋語を漢語に置き換えたということではないかと、思い始めたのです。難しい熟語など考えなければ理解できません。「相対性理論」なども英語で the theory of relativity と言う方が解り易いです。


現在、英語が世界を席巻している理由は、インターネットの用語によります。膨大な関連用語をそれぞれの国が自国語に翻訳しきれなかった、と。だから、日本語が英語を受け入れるのもアリかなと。


エヴィデンスもエッセンシャルワーカーも受け入れようではないかと。でも今度は、漢字ばかりの日本語がカタカナばかりになるかも……ですネ。






2021年7月11日日曜日

プレバト……俳句の「お題」


 

ずいぶん前の俳句のお題ですが、『コーラ』です。


ず~~~と、ひとり、しつこく考えています。


俳句の本とか季語事典など何も見ていないし、勉強もしていないのですが、図々しくUPしてしまいますと、



コーラの香  十歳の夏に  記憶せし


コーラ飲み  苦し十歳の  夏想い


初恋の  夏の記憶は  コーラかな


どうですか、駄目ですか?