2013年9月18日水曜日

日本の発明


『ユーグレナ』をUPした時、日本の発明はユニークだと書きました。「公」と「私」でこんなに隔たりがある国は、そうないと思います。よく日本人は「真面目だ」と言われますが、実は相当ヘンテコだとわたしは思います。日本のテレビ番組が、海外に売られています。そんな中にも、よくこんなこと考え付くなと言うようなものがあります。例えば、タケシの『風雲たけし城』。武さんが、国際的に有名になってから、「一種の芸術」としてフランスなどで受け止められるようになりましたが、実際は、「こどもに一番見せたくない番組」だったんですよ。

 

そう思う中で、もうひとつわたしが興味のあることは、「イグ・ノーベル賞」。以前、これについて調べたことがあります。1991年にアメリカで創設されたノーベル賞のパロディとでもいうような賞です。その賞に、日本人がほとんど毎年のように受賞していることは、以前にもUPしました。そして、また今年も「また」です。これで「連続7年の快挙」と新聞に報道されていました。

 

「たまごっち」や「バウリンガル」が、このイグ・ノーベル賞を受賞している事は有名ですが、その他に「ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させること成功した」というものもあります。これによって、ハトにはモノをカテゴライズする能力があることが証明されました。しかしながら、モネの絵を逆さまにするとハトはモネの絵だと見分けがつかないが、ピカソの絵を逆さまに置いても、「ピカソの絵はピカソの絵」と分かったそうです。さすが、天才ピカソですね、なんてネ。

 

 

で、今年の受賞者ですが、二組あります。そのひとつに興味がありますので、紹介致します。

 

実験で、マウスの腹に違う心臓を移植します。それは当然拒絶反応で死にます。実験では、8日間くらいと。しかし、手術後にオペラ「椿姫」を聞かせると平均26.5日、最長100日間、心臓が鼓動し続けたと言います。つまり、音楽が脳を介して免疫力が上がったと言うことです。授賞式でも、研究者たちはネズミに扮し、オペラを歌う隣でスピーチをしたとか。日本のユーモアの面目躍如ですネ。会場は喝采だったそうです。

 

蛇足ながら、この7年連続の内容をお知らせすると、

 

2007年:牛の排泄物からバニラの香りを抽出する。

2008年:単細胞生物にパズルを解く能力があった。

2009年:ジャイアントパンダの排泄物から抽出した物質で、台所ごみの90%を削減できる。

2010年:真正粘菌を利用して、輸送能力を最大限活用するネットワークを計画する。

2011年:わさびを利用した火災を警告する装置。

2012年:自身の話した言葉をほんの少し遅れて聞かせることでその人の発話を妨害する装置、「スピーチジャマー」。

 

そして、2013年が、上出した研究です。


 

以上。





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