2015年12月13日日曜日

『戦後入門』 加藤典洋著


歴史の本はたまに読みます。古代の歴史とか、せいぜい中世までの日本の歴史です。学校でも、昭和の歴史を学んだ記憶はありません。ですから、この本がわたしの初めての「近代の歴史」本です。まだ、全部を読んだ訳ではありません。ちくま新書ですが、とても長い本で、今のところ第3部まで読みました。

 

第1部     対米従属とねじれ

第2部     世界戦争とは何か

第3部     原子爆弾と戦後の起源

第4部     戦後の日本の構造

第5部     ではどうすればよいのか―――私の九条強化案

 

となっております。なにかどれも初めて聞く、触れる話で興味深いです。もちろん、わたしの不勉強のせいですが。

 

なぜ途中なのに感想を書き始めたのかと言いますと、あまりにも自分が無知だったことに反省し、自分の感想をまとめたくなったからです。この本を購入した理由は、昨今の安部内閣のイケイケ政策にあります。安保など。しかしながら、反対意見を述べるには、それなりの知識と根拠が必要と、とりあえずこの本を読んでみることにしたのです。「論理武装」をしないと、何も語れないわたしの悪い癖です。

 

もうひとつ、まだ第五部の「どうすればよいのか」という章は読んでいませんが、そこでは、憲法改正の話が出てくるはずだからです。書評によりますと、加藤氏の意見では、憲法制定権力としての米国を国外に撤退させ、「より平和主義を徹底させるための憲法九条の改正」を提起しています。

 
 
 
 

わたしは、自衛隊が存在することは憲法と矛盾していると思っています。しかし、自衛隊をなくすわけにはいかない。では、どのように自衛隊を日本に位置付ければよいのかと探っていました。わたしの拙い意見は、スイスのように集団的自衛権を行使しない軍隊として、ただ自国民を守るという位置付けではどうかというものです。そんなヒントが第五部に書かれているのではないかと期待しています。

 

 

全章読めましたら、またUPしたいと思っています。








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