少し前に切り抜いていた朝日新聞のコラムの『折々のことば』です。
自分が使うものは木や皮や動物の腸などがいい、自分が必要としなくなったとき、昆虫が食べられる素材であるほうがいいんだ。
南アフリカの作家の小説『マイケル・K』から。とありました。
そして、最後には自分も他の生き物を養うものであれば良いと考えたのであろうと。
わたしには、息子が一人います。一度、「どういうお墓に入りたいか。」と聞かれました。
そうだね。コンクリートに包まれたところにわたしの骨は入れないで欲しい。すべてを自然に返してもらいたい。
彼は、わかった。と、一応言いました。
このコラムを見た時は、そんなことを考えたのですが、今、読み返してみると、
南アフリカの作家じゃん。
「アパルトヘイトの時代に騒乱のケープタウンから病気の母親を荷車にのせて内陸の農場をめざして旅立つ。いろいろな国家の政策に翻弄されながらも、ひとり自由をめざす。」
と言うようなことが、アマゾンの検索でわかりました。ノーベル文学賞受賞者の傑作とも。
それで、買ってしまいましたあ。今日、届きました。
わたしが一番最初に一人で旅した海外は、南アフリカ共和国でした。1998年のこと。アパルトヘイトの政策が廃止されてから数年経っていました。わたしが滞在したのはケープタウン。南アフリカ共和国では、一番秩序の保たれた場所ということでしたが、アクセサリーを身に着けて街を歩くなとは言われました。
二週間滞在していました。大変なこともありつつ、今でも思い出の中に、人生の一ページとなったのです。
ということで、読むのが楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿