地下鉄事情
上海の地下鉄は今のところ3ラインある。乗換駅では一般的に最初に造られたラインがより地上近くに位置しているよね。わたしはまだ2ラインしか乗ってはいないが、以前デパートでデモンストレーションを2週間ほどしていた時、デパートに通うのに毎朝1ラインから2ラインに乗り換えていた。不思議な事には、1ラインから2ラインに乗り換える時、階段がないのだ。通路が微妙に徐々に下っている。だからその通路はとても長い。300mは優にある。その通路を歩いていると下り坂になっているため自然に早足になってしまう。初めのうちはとても面白い経験だった。周りの人々を見ていると、皆早足で通路の奥に吸い込まれていく。
しかし、何日も朝早くから夜遅くまでデパートで働いていると(デパートの営業時間は10:00AMから10:00PM)段々疲れがたまってきた。元気な時は快適だった坂道も次第に苦痛になってきた。早く歩きたくなくても早足になってしまう。足がもつれそうになるわ。眩暈はするわ。わたしは・・・「何故だ?何故だ?」と呪いながら毎日歩いていた。
わたしのアパートの最寄の地下鉄の駅のことだが、電車に乗るのに駅の階段を下って、下りきった平らな通路を歩いているといつも眩暈がする。最初のうちはわたしがサングラスをかけているからだろうか?と思った。それで駅に着いたらサングラスをはずすことにしてみた。それでも眩暈がする。後に倒れそうな気がする。それで立ち止まってその通路を観察してみる事にした。なんだか微妙に傾斜があるように感じた。ほんとに極わずか上り坂になっているのだ。だから水平であるかのように歩いていくと後に倒れそうになるのだ。よく遊園地にあるビックリハウスのようなものだ。でもホントノところはどうなのか、それはわからない。
後日、発見した。わたしの考えは正しかった。壁と通路の境目をよく観察すると微妙に坂になっていることがわかった。
また、狭西南路(シャンシーナンルー、漢字がないので字が違いますがこんなような字)の駅のこと。有名デパートやブランドもののブティックなどが建ち並ぶ場所。わたしも有名なデパートの地下のスーパーによく行く。それでその地下から地上に上る階段の事。いつも決まった場所でコケソウになる。躓くのだ。3~4回躓いたあと、よく見るとそこの段だけ少し段の高さが違うのに気がついた。そこだけほんのわずかに高い段になっている。それで同じような感じで階段を上っていくとそこで足の幅が合わずこけそうになるのだとわかった。それがわかった後、いつも気をつけて上ろうとするのだが、ついつい同じ様に足を運んでしまいいつもこけそうになっているという始末だ。
まだいろいろな場所で不思議なことはあるが、まあこんな調子で上海の町を楽しんでいる。
そうそう、一度、地下鉄のプラットフォームで次の電車を待っていた時、その時はラッシュアワーでもの凄い数の人々がホームに溢れていたのだが、来た電車が止まらずに通り過ぎて行ってしまった。アナウンスはあったのでJに何だったのか聞いてみた。
「時間が遅れているから、通過すると言ってたよ。」
みんなは平静に次の電車を待っている様子。でも、降りたかった人はどうしたんだろうね。
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