わたしの本棚＋α・・・３

海外旅行をすると、ついついいろんな物を買ってしまいますが、その買い物にもわたしなりの法則があるようです。ケースも然り。どこに行ってもケースらしきものを買ってしまいます。





一番左端の像は、多分、アヌビス神と思います。胸から上がはずれて蓋になっています。アヌビス神は死後の世界の神でミイラ作りの神だそうです。この容れ物は、ミイラを作る時に内臓を入れたカノボス壺を真似て作られたものでしょう。これは高さ１７ｃｍ位です。もちろん、内臓ではなく指輪などのアクセサリーを入れています。



エジプトで買いました。どこで買ったのかは、良く覚えていませんが、どこかの観光地の露店で買いました。ツアーガイドさんは無闇に路上の店舗で物を買ってはいけませんと言いますが、フラフラと。１０ドルだと言ったので、安いなと、思って・・・。で、２０ドル札を出してお釣を待っていると、彼はお釣を渡す気がまったくなさそう。



「お釣は」と聞くと、違うものを指して、

「これを買え」と。



擦ったもんだのやり取りをした挙句、ようやくお釣の１０ドルを奪い返しました。生きて行くには強い心が必要です。





二番目のケースはケープタウンの空港内ショップで買いました。直径３センチくらいの小さなものです。南アフリカ共和国の通貨はなんでしたっけ。十年も前の事ですから。とにかく、小銭があまって空港で全部使い果たそうと。アメリカドルで払わないので嫌な顔をされましたが、そこはやはり強気で行くしかありません。



多分、真鍮製です。銅の色と蓋に描かれたブルーの色合いの調和がとても気に入っています。蓋に描かれている植物は蓮でしょうか。。。。。ピアスが入っています。





三番目は、サンフランシスコのユニオンスクエアーで買いました。昨年です。アメリカ製ではなくアフリカ支援をしているお店で買いました。ケニア製です。中にはバングルとチェーンのブレスレットが入っております。



アメリカ・・・特にサンフランシスコはいろいろな国から由来のアメリカ人がたくさんいて、わたしが拙い英語で話していてもアメリカ人と思われます。それで、お店でよく会員カードを作りましょうかと言われます。このお店でも、来週、新しい商品が入荷し、セールがありますから、また来てくださいと言われました。わたしは、「来週は日本に帰るから」と言ったつもりでしたが、どうも「日本から帰ってきた」と勘違いされたようです。つまり、GOとCOMEをいつものようにうっかり間違えた模様。





次は、マルタです。最初にマルタに行った時（約十年前）に買ったものなので、まだ観光産業に侵されていず、まだ丁寧な作りです。クラフト・ヴィレッジで買いました。マルタ独特の工芸品を製作そして販売している場所なのですが、近年は、工房の数も減って来て、お土産物屋さんといった雰囲気のお店が多くなって来ました。



マルタ特産の石で造られています。マルタ十字軍のマークは白い石の象嵌。リングを入れています。





最後は、サンフランシスコのチャイナタウンで買った七宝のケース。これも、約十年前に買ったもので（マルタの前年）、チャイナタウンもチャイナタウンらしき雰囲気を保っていました。昨年行った時は、どこにでもあるような品揃えでした。それとも、中国製品が世界を席巻しているのかな。



赤いケースには竜が二匹、金線を立てて、七宝で描かれています。蓋をあけると中はすばらしく綺麗なブルーです。どうもブルーと赤の取り合わせが好きなようです。中には金製の自作のリングが入っております。







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