いざ事務所に着くとワンさんは別に怒った風でもなく一人の女の人(子)をわたしに紹介しました。-------銀粘土に興味のある人でちょっと見学に来ました。日本語話せますからお話してください。とかいっちゃって。
��とワンさんは別室へ。ふたりでこれからのことを話し合う様子。
わたしは、会社の冷蔵庫を覗いたら、まだ置いておいた自分の缶ビールが残っていたのでそれを出して一人で少し離れた場所に座ってビールを飲み始めました。ちょっとしたら彼女が近づいてきて向かい側に座りました。仕方ないので話し始めました。
「アクセサリーに興味あるんですか~~~?」
「???」
「銀粘土で作るアクセサリーどこで知りましたか~~~?」
「???」
「ワンさんとどういうお知り合いですか~~~?」
「わたしはワンさんと知り合いではありません。この近くにいたら友達から電話きて、ここに来て欲しいって。」
「なんで~~~?」
「わかりません。日本人いるから話して欲しいって。」
という訳でしばらく話していてわかったことは、彼女はワンさんとは全然面識もないし銀粘土にも興味なし。ただワンさんの知り合いである彼女の友達に頼まれて、ほんとにこの辺りで単にブラブラしていただけなのに、急遽呼ばれて来ただけ。日本人との通訳を頼まれただけ。
でも、Jとのイキサツハわたしたちが来る前に聞いていたらしく、ワンさんとの関係をどうするのかということをしきりに尋ねてきましたが、あまり日本語もしっかりしていなかったので、当たり障りの無いことを話してお茶を濁していました。(この日本語は素晴らしいですね。)
そうこうしているうちに2時間ぐらいたって、Jとワンさんが現れました。彼女たちは協力関係を破棄することで一致した様子。それで、ワンさんとJと彼女とわたしと席に着いたのですが、ワンさんの意向を推し量ると、Jとの関係はキャンセルするがわたしはどうするかということみたいです。ワンさんの考えでは、わたしはワンさんの方を取ると思っていたみたい。なぜなら、彼女の方が資本金を持っているし、ちゃんと日本語が通じるスタッフ(彼女のことのよう)も用意することができることを示したから。ワンさんはワンさんでわたしたちが来る前に周到に策を練っていたのですね。でもワンさんはあくまでも彼女は銀粘土に興味がある人で、たまたま今日見学に来たのだというスタンスは崩しませんでした。
彼女はと言うと、ほんとには何故自分がここにいるのかあまり良く分かっていなかったし、Jの前だと緊張して日本語もシドロモドロニなってしまいました。「わたしの日本語まだ良くないです。」なんていい始めました。少し気の毒。Jはそれだけ迫力あるし、日本語もうまいと言うことですね。
まあ、わたしの結論は決まっているので、ワンさんにそう言いました。ワンさんは別に全然動じていない様子。そうですか~、なんて感じで、では、後のことは後日話し合いしましょうでその場はお開きに。
わたしは、何だ、ワンさんいい人だ。よかった、と単純に思いました。そのあと、どれほどドロドロになって行くか想像だにせずにね!
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