2013年8月13日火曜日
ロシア人 「チャメン」
だいたいこんな感じの人です。
��マルタでの話です。>
彼はわたしがアドバンスクラスに入った時、すでにアドバンスクラスにいました。たくさんの生徒の中でちょっと変わった雰囲気の存在でした。時々彼はクラスに現れません。先生は、「チャメンはTOEFLのクラスにいっている。」と説明していました。この「チャメン」という名前も全然聞き取れず、ずーッとわからずじまい。彼が帰る一日前に漸くわかった次第。それも、同じクラスだったスイス人の女の人と彼は帰っちゃうね~~~、新しい生徒は来るかな~~~などとおしゃべりしていた時に、ところで彼の名前は何?と聞く始末。ところが彼女も「チャメン・・・だと・・・思うけど。先生はそう言っていると思うけど。」と。あ~~~、なんだ。わかりにくい名前だったんだと、ひと安心しました。
わたしが上級クラスに合流した時は、生徒は12人でしたが、段々オフシーズンになるごとに、生徒の数も減っていき最後の方には4人になってしまいました。スペイン人の男の子、そのスイス人の女の人、わたし、チャメンです。この頃になるとお互いのプライベートなことも段々わかって来ます。スペイン人の男の子によるとチャメンは25歳、ひとりでインターネット・トレーディングでお金を動かして稼いでいるとのこと。そのスペイン人の男の子も24歳ときいたので同じ年代なのですが、スペイン人の彼は男の子、チャメンは男の人と言った感じでした。
彼は時々授業中に変なことを言い出します。例えば、先生が○○をしなさいと言うと、彼はそれをすることによってどういう意味があるのかと聞くなどです。彼は自分の性格なのでしかたがないと。そういうことで彼は授業には全然関係ないところで彼の疑問を追求するので、授業内容がずれて行ってしまう事も。
そんなある日、どういう話の筋でそういうことになったかは覚えていませんが、チャメンが「ロシア語には<聞く>という単語に<においを嗅ぐ>意味もある。」と言い出しました。先生は、そんなばかなことがあるわけがない、と。理論的にもおかしいと。二人でディスカッションが始まったのですが・・・、んッ待てよ、確か日本語にもそんなことあったなと思い、そこでわたしも「日本語でもアルアル」と参加しました。すると、先生も一人だけでなく二人がそういうのなら、言語学的にそんなことがありうるのかもしれないと思い直したらしく、どんな場合かと聞かれました。わたしは、気軽な気分でちょ~~~と、茶々を入れてみただけでしたので、「あれッどうしよう、どんな時だっけ」と・・・。あわてて、もてるだけの知識を掻き集め、
日本では、お香を嗅いでそのお香の名前、種類をあてるセレモニーがあるのですが、その場合には、お香をかぐとは言わず「お香を聞く」と言います。と説明。
先生は、「ふ~~~ん、それは特殊な場合ね。日常的に使われているわけではないのね。」と言うことで、授業はまた流れを取り戻し進んでいきました。(その後もまたこの話題は蒸し返されたのですが)。
まッ、こんな感じで、わたしは彼に共感=感覚を抱いたのでした。チャメンのお話はまたの機会に・・・・お話ししたいと思います。
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