2022年11月25日金曜日

コミック


 

『それは霊のしわざです』を読んでいます。


読んでいるのは、少々の経緯があってのこと。コミックです。


電子版コミックで連載されていますが、ある程度それがまとまれば紙媒体で本が出ます。今、第6巻発売中。


高校生のラヴコメディです。例の如くカワイイキャラの女の子が転校してきて、冴えないキャラの男の子を好きになるというようなあ~。違うのは、その女の子に「霊」が憑いていて、その男の子にしかその霊が見えないという事。


そういう状況で、さまざまな学園生活が続くというストーリー。




先日、作者が「第7巻で終る。」と言いました。


「なんで? まだ、例の霊がどうして女の子に憑いているのかとか、なぜ彼にだけ霊が見えるのかとかいう説明が全くないじゃないか。」と言うと、


「僕は、そんな事を求めていないのだ。」と言う。

「そんな論理的な事よりスラプスティックを目指しているのだ。」と。


「楳図かずおの『まことちゃん』とか『パタリロ』みたいに……」というと、


「ちょっと違うけど、そんなとこお~。」と。


しかし、第6巻を読むと、少々霊が前面に出てきた。それでもやはり、わたしは第7巻でわたしの疑問が解決することを望みます。


如何や。




2022年11月23日水曜日

「性スペクトラム」という最前線



 

『オスとは何で、メスとは何か?』を読んで。。。

 

この本をなぜ読もうと思ったのか?は、わたしが「女」で、生まれた時から言われなきバイアスによる差別を受けてきたからです。「女は云々、男はかんぬん。」という偏見。そう言う

論理に対抗するために、私自身、日々「理論武装」する必要があるのです。

 

それからもうひとつ、純粋に「男と女」はそんなに明確に区別できるのかという疑問が長年あったからです。

 

「人種というものはない。ただ文化の違いがあるだけだ。」という人類社会学の見解があります。自然環境により人の見かけは異なってきました。また、地域環境により社会慣習が違います。ヒトの種類はひとつです。同様に男女差はどうなのかと。

 



 

本書の「売り」は、「メスとオス」は対峙する二極ではなく、メスとオスの間はいろいろな段階のオスとメスが地続きになっているスペクトラムなのだ、ということ。「虹」の色がひとつひとつ区切られていないように。

 

以前、会話の中で、「人は男と女の2種類ではない。男でも女でもない人もいる。」とわたしが言ったところ、ドイツ人の女性が、「そんな3種類ではない。無数に人はいるのだ。」と言いました。なるほどと。甘い考えでしたと。

 

本書は、生物学のジャンルで社会学ではありません。故に科学的方法によりメスとオスが語られます。つまり、人を実験台にはなかなかできませんから鳥とか魚などに関する例が多いです。

 

しかし、本題は「人に関する事」であり、たいへん嚙み砕いて書かれているので、とてもわかり易く、理解しやすいです。

 


 

第一章      雌雄は果たして分けることができるのか?

第二章      性は生涯変わり続けている

第三章      オス・メスどのように決まるのか?

第四章      オス化とメス化はどう進むのか?

第五章      全ての細胞は独自に性を持っている

第六章      「脳の性」という最後の謎

 

という構成。

 

男と女は「性遺伝子」つまりXYで決まります。「性ホルモン」によってオス化とメス化が進みます。でも、実際はそんなに単純ではありません。

 

 

著者によりますと、

 

性を雌雄の二極として捉えることの不自然さと、性をオスからメスへとスペクトラム状に分布する表現型(連続する表現型)として捉えることの合理性への理解を多くの人が認識してくださったら本書の意義もあったと思う。

 

と述べています。

 

 

わたしとしても、多様な性の存在が「自然」なことなのだと認識するリベラルな社会を望みます。




2022年11月7日月曜日

名人戦(囲碁)

 



今日の朝刊で、虎丸ちゃんが一面を飾りました。芝野虎丸名人です。「井山から名人位を奪還」ですよ~。


「他人事」で、こんなに燃えたのは久しぶりです。小さい時はアイドルに、青春時代は好きな映画監督の動向で一喜一憂していました。その後久しくそんな気分は起こらないのですが、今回の名人戦は、ワクワクし通し。


記事も切り抜きましたよ。「切り抜き」など、時代遅れのようですが……。


虎丸ちゃんは、2019年に史上初、十代で名人になりました(現在22歳)。翌年、井山と戦って初防衛ならずです。虎丸ちゃんが世に出てきてから、ずっとファンなのですが、井山に負けてから、あまり誌上に出てこなかったので、寂しく思っていました。これから楽しみです。


皆さんがスポーツ観戦などで興奮する如く、囲碁ファンは囲碁の対戦で興奮いたします。




虎丸ちゃんの棋風は好きです。が、自分が参考にするには難しすぎました。彼のように打ち進めると、もう滅茶滅茶になってしまいます。読み能力が違いすぎるからです。ですから以前は、彼の棋譜は見るものの参考にはしていませんでした。


が、今回の名人戦対局は、何やら虎丸ちゃんの棋風が変わっていました。今までは、攻め攻め、猛烈な攻めでしたが、今回は、攻めることができるところでも、じっくり構えて、相手の出方を見ると言った感じです。


攻めなくとも勝てる大局観の勝利です。


彼自身、「迷ったときに『えい』といっちゃっていたところで、いかないほうを選ぶようになりました。」と言っています。その分わたしもマネしやすく(?)なった~かあ?参考にします。。。


これからは、名人・芝野、棋聖・一力、本因坊・井山と三つ巴の戦いに進んで行きそうです。芝野が今回の名人戦7番勝負で三勝一敗から負け続けて角番になった時、一力は、「立場として少しおかしいかもしれませんが、第7局は芝野さんに勝ってほしい。」と言っていました。「棋聖、名人、本因坊を三人で分け合う方が碁界としても盛り上がりますよね。」と。


ネットで情報を収集しないわたしとしては、虎丸ちゃんに頑張ってもらって、紙上で取り上げられるようになってもらいたいです。また、将棋界の藤井聡太のようにテレビのニュースでも囲碁界の芝野が取り上げられますように……願います。