2019年10月31日木曜日

体重計 (2)








今朝、パジャマで体重計に乗りました。そこで、ちょっとした好奇心で、パジャマを脱いではかったらどんな感じかと。

体重計に乗ると、500g減りました。

そこで、

体脂肪は1%弱減。内脂肪、0.5減でした。

ふ~~~ン。






2019年10月12日土曜日

推理小説を英語で読む。










サスペンス小説『ROADSIDE CROSSES』を読みました。JEFFERY DEAVER の作ですが、主人公はあの有名な全身麻痺の捜査官ではなく、一度この捜査官が捜査要請をしたkinesics エクスパートのKathryn Dance です。



高校生のBOYが犯人らしく(大どんでん返しがあるかもしれない―――必ずやあるだろう。)、コンピュータゲームフリークでサイバースペース関連の用語や若者のブログ用語などが氾濫しています。そのような用語の解説が頻繁に出てきて少々鬱陶しいところもありますが、substitute the number three for “e” and four for “a” などの情報は興味深いです。例えば、”like really w4nt to learn, what can u t33ch me?” 等です。また、日本の漫画やアニメDVDのこと等も(Ghost in The Shell なんか)紹介されています。



で、思ったことは、実際、世界の「単一化」は進んでいるなァ~~~、です。わたしが十代、二十代にアメリカの推理小説を読んでいた時には、よく映画の題名などが出てきましたが、その題名を見てもさっぱりわからず、その3~5年後に日本でその映画が公開されるという塩梅でした。



この二十年くらいでしょうか映画がそんなに「時を待たず」に見られるようになったのは。たまには日本先行と言う事もありますしね。まァ、日本がハリウッド映画の市場として大きなものになったという事でしょうか。









もう一つ考えた事は、日本の文化力について。日本人が海外の映画祭で監督賞とかなんとかは、取ることが出来ますが、俳優が演技賞をとることはなかなか難しい。やはり“演技”も文化なのですから、その国の文化によってリアクションとか表現とかに差があるのでしょう。



では何故西洋映画、アメリカ映画が世界的に受け入れられているのか。それは彼等が、特にハリウッドは、ずーっと彼等の文化のコンテキストを世界中に送り出しているからだと想像します。



アメリカ人の演技がたとえ大袈裟で我々と違うなと思っても、アメリカ人とはそう言うものだという文脈がもうわたしたちの内に構築されているので理解できるのです。日本のコンテキストは、まだまだ世界の人々の内に構築されていません。



日本人の演技は日本人にとっては自然なものであっても、世界的に見れば「下手な不自然な演技」と映るのです。例外はあります。それは時代劇とか特殊な状況内容の場合。日本のサムライの演技が彼等の演技と違っても「それはサムライだから」として受け入れられます。日系アメリカ人がアメリカ映画の日本の時代劇で、日本人役を「日本人のふり」をして演じたらやはりなんか変です。



「特殊な状況」で言うと、そうですね、精神に異常をきたした人なんかどうでしょうか。ふつうでなく自分が見慣れていない演技でも受け入れられますよね。例えば、寺島しのぶさん、『キャタピラー』。



日本のアニメは、世界中で受け入れられています。登場人物の姿かたちは無国籍ですが、その精神はしっかり「日本」です。海外でのインタヴューで、各国の若者たちが「自国の文化と違う考え方感じ方に魅力を感じる。」と答えていましたよ。



このように、日本のアニメによって日本のコンテキストが世界中に構築されれば嬉しいなという思いです。そうすれば日本人も世界で住みやすくなるのではと。







2019年10月7日月曜日

体重計





体重計を買いました。と言っても、最近ではなく、たぶん、2年くらい前。

その前、体重計が壊れて、体重計のない時期が長くありました。で、2年前に近所のジムに通う事にして、体力測定をしたのですが、

が~~~ん、体脂肪率が多過ぎでる。で、体重計を買いました。メチャメチャ安かったです~~~。それまでは、体重計は高いと思っていたので。2千円以下で買えたと思います。スイマセン覚えていないので。

そういう器機は、安くなっているのですねえ。それも、体重だけでなく、体脂肪率、水分率、骨密度、筋肉密度、内脂肪率も提示してくれます。こんなことで感動するのは、最近事情を知らないゆえかもしれませんが。






それで、毎日計っていると、いろいろなことに気付きました。まさに、「脂肪は夜造られる」は正しい。晩御飯を食べた後に体重計に乗ると、まさに体重は食べた分だけ増えています。が、体脂肪率は最低値。そして、翌朝、測ると、体重は落ちているが、体脂肪率は増えている。

だいたい、2~4%は違います。起きてから、暫くして測ると、体脂肪は落ちています。まさに、体脂肪をエネルギーに変えて生きているのかあ???


それから、体脂肪と水分量を足すと体重のだいたい70%です。つまり、体脂肪が増えると水分量が減る。その逆もあり。ですから、体脂肪率を減らすことにどういう意味があるのかと。どちらで体の中に蓄えても良いでしょ?この点は、勉強不足で、何か理由があるのかも。

とりあえず、結論としたら、

体の中の水分と脂肪は率としては固定されているから、その時の体重によって、筋肉量と骨量が変化する。

そして、何が正しいかわからんーーーという事です。












2019年10月6日日曜日

ユビキタスーーUBIQUITOUS







UBIQUITOUS 私の好きな言葉です。好きな作家であるフィリップ・K・ディックの著作『ユービック』にも関連していますが、響きが何となく素敵でしょ。意味は、「至る所にある」です。

しかしながら、わたしが書きたいことは、「偏見はこの世の至る所に満ちている」という事。

よりわたしが関心のあるのは、女性に対する偏見。毎日見るテレビのコマーシャルでは、若いカワイイ女性が、媚びたような態度で何かを訴えかけている。また、父親と息子が外で野球などに興じて帰宅すると、迎えるのは母と娘。「汚い足で上がっちゃだめ。」とか、何とか言っている。また、建売住宅のコマーシャルでは、男が、「妻の喜ぶキッチンのある家」とかなんとか言っている。

こうやって、毎日毎日、女性の概念が固定化されていくのか。






少し前のニュースに、大学医学部の入学試験で男子学生が「下駄を履かせてもらっていた。」と言うのがあった。女子学生は同じ成績でも試験に合格とはならなかった。同じような現象は、社会の至る所に存在する。

わたしの趣味の囲碁の世界でも同様。女性が勝負に勝ったりすると、男性陣は(もちろん全ての男性ではないが)、気を悪くして、「囲碁をするより家ですることはないのか。」などと冗談交じりで言う。こうやって、女性は色々な機会を制限されているのだ。色々なことからシャットアウトされているのだ。

それが、元小学校の先生(何故か元・先生という人が囲碁界には多い)だったりすると、「ああ、この先生に教えられた女生徒は如何~。」と思う。

女性の方も、自分が強いとは言わない。反対に少々段位を落として自分の段位を紹介する。何故か?イジメにあうからだ。「わたしは、弱いです。だからイジメないで。」というアピール。わたしは、大きな顔をしているから風当たりが強い。






先月23日にあった、囲碁の第28期竜星戦で、年齢や性別を問わない一般棋戦で女性棋士が初めて準優勝した。上野愛咲美・女流棋聖だ。17歳。

そもそも女性棋士は、国内棋士481人のうち96人。そんな中で女性の上位進出が目立ち始めたのは、腕を磨く環境の変化がある。

日本棋院理事長である小林覚氏は、言う。

「昭和のころまで、研究会があっても女性は後ろに控えていて一言も発せず、男ばかりが意見を言っていた。それが近年は、男性のトップ棋士にもズバズバ意見を言えるようになった。男女の区別なく勉強ができるようになった。」

加えて、ネット対局の普及や囲碁AIの発達などで、自力で囲碁の腕を強化できるようになってきた。男性の「上から目線」に関係なく女性ものびのびと囲碁に勤しむことが出来る。


少しばかり、喜ばしい社会になってきたようだ。