2013年8月13日火曜日

引き続き、・・・上海の英会話学校

若い女の子の生徒ではなく、数回、中年のおじさんといっしょになったことがあります。彼も英語を学んでいい仕事に就きたいと言っていましたが、やはり誰かからの紹介でこの学校に入ってくれと頼まれたみたいでした。ちょっと髪の毛が薄くなり気味で少しバーコード気味でした。密かにバーコードおじさんと呼んでおりました(許してください、ペコリン)。Jに40歳以上過ぎてまだ英語学んで新しい仕事に就きたい人がいるのかな~?と聞いたら、ちょっと考えて、「いるよ。」(それには理由があることが後にわかりましたが、またの機会に)。



授業が彼とわたしと例の優秀なサンフランシスコから来た中国系アメリカ人の先生だけだった時、話題はメディアでした。先生は資料を持ってきて授業は進んだのですが、さて、メディアについて意見は?ということに。



わたし、

「メディアは真実を報道しているとは限らない。その事象の真実の中から都合の良い部分だけを取り出して報道している。だから、いろいろな(報道会社の)立場から切り取る場所は違っているのでひとつの報道を見るだけでは不十分だ。」



先生、

「そうだね、番組に付いているスポンサーによって真実はちがうかもね~。」



そのおじさん、

「うらやましい。」



わたしたち、

「えッーーーー、」



おじさん、

「中国の報道はどのチャンネルも同じだ。同じことを言っている。統制されている。チャンネルによって意見が異なると言うのはとても良いことだ。」



わたしたち、

「ふ~~~ん~~~!!!?!」





会社にお勤めらしき若いお兄さんにも会いました。わたしは昼間の授業を取っていたのですが彼は会社がお休みなので来たと言っていました。先生はアメリカ人のおじいちゃん先生。話題は地理。生徒はわたしと彼のみ。授業はやはりテキスト通り。でも生徒二人だけなので違うこと言ってもいいかな~~~と思って、一応地理つながりで、



「世界で一番高い山はエベレストと言われましたが、何年か前、中国政府は日本政府にエベレストは西洋名なのでちゃんと正式な名前を使えと文句を言ってそれからは日本のメディアはすべてエベレストを“チョモランマ”と報道することになりました。でも、今彼はエベレストが世界で一番高い山と知らなくてチョモランマが同じ山とは知らなかった。それなのに何故日本はエベレストをチョモランマと言わなければいけないのでしょうか。つまり、中国の方々は名前にこだわっていないように思いますが。」



先生、

「知らなかった。エベレストは中国語でチョモランマなんだ。でもエベレストは中国の山じゃないよ。彼に聞いてみよう。世界で一番高い山は?」



彼、

「・・・・・・(聞き取り不可能。チョモランマらしき発音)。」



先生、

「それが、エベレストなんだよ。」



彼、

「えッ、そうなんですか。違う山だと思ってた。」



それで彼にもう一度「チョモランマ」の発音をしてもらい全員で確認しました。



中国の人は似たような発音の漢字で西洋の言葉を表現しているので、まるっきり違うものと認識しているものもあります(日本語もカタカナ表記していますがエベレストはエベレストと認識できますよね)。シェークスピアもわからない人がいてなんでそんな有名な人知らないのと思ったらシェークスピアは知っているけど中国での名前が違うので先生が発音するとわからなかったというだけの話でした。



同じ伝で、日本の地名は中国読みなので大阪は「おおさか」では通じません。ダーバン(?)多分。それで若い男の子とお話しする機会があった時に、彼が、「僕たちは言い方が違うのでわからない時があります。“とうきょう”は日本語でなんといいますか?」わたし、「とうきょうはとうきょうでしょう。中国語でドンジンでしょう。」



東京だけは有名ネ!!!



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