さて、わたしたちは上海ウォーカーに取り上げてもらいましたが、反応はイマイチ。日本人が二人来たとご報告いたしましたように。
一人は、多分60前後のご婦人です。彼女は一見したところとてもゴージャスな意匠で、すぐ日本人とわかる方でした。Jがよく言う、「日本人向け歯医者に行ったら、すごい毛皮のコート着ていた人いたよ。」といった類の人。でも、雰囲気が少し変。何と言うか目が虚ろ。
彼女曰く、
「わたし、もう30年以上海外生活してるの。日本に帰るのはお正月の1週間ぐらいだけ。わたしもう外国人になっちゃった。中国とか台湾とかタイとかアジアの国ばっかり。」
わたし、
「そうですか~~~。」
彼女、
「気分転換が必要なの。ここで銀のアクセサリーを自分で作れたら嬉しいわ。」
わたし、
「はい、前もって予約して頂ければいつでも対応いたします。でも、わたくしちょっと日本に帰る予定ですからいない間はJが対応いたしますのでよろしくお願いします。」
彼女、
「帰るんですか~~~。でも、折角だから先生に教えてもらいたいわ。お帰りになったら連絡して下さい。これ名刺です。わたし単なる主婦ですが、名刺作りました。」
わたし、
「わかりました。ご連絡いたします。」
その後、連絡しましたがいつも留守電です。携帯も通じませんでした。
そして、わたしの思うこと。
この中国に暮すということは、アメリカに暮すとかヨーロッパ先進国に暮すとかとは全然違った意味を持っているのでは。特に自分で選んだわけではなくご主人についてきた妻にとっては。若い人たちは子供がいたりして自分の仕事(やらなければいけないこと)というものがあるので少しは気が紛れると思いますが・・・そして、もっと行動的に商売を始めたりしている人のことも聞きます(化粧品のセールスなど)。でもそのほかの人にとっては、中国で暮すということはとても大変なことです。日常生活とか生活習慣がとても違うから。
聞いた話では、ある年配のご婦人が英会話学校に来て、「わたしは中国なんて大嫌いだ。なんでもいいから中国語と離れたい。」と言って、キャッシュですべての講座を予約していったということ。また、日本人の文化教室の生徒にちょっとハナシの糸口を向けるとワンサカ中国に対する文句が出てきます。一人の人は、「タイに行くとホッとする。とてもリラックスできる。」と言っていました。こういう話をすると偏見と思われるかもしれません。実際、わたしも中国に来る前にこういった類の話を聞いたら、絶対その人のことを無視したでしょう。でも、中国にいる奥様方は少々ノイローゼ気味というのは確かなことと思います。
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