��の奮闘の甲斐あってわたしたちの会社は正式なものになりました。Jは正式な会社になったのだから、正式な会社にしかできない仕事をしようということではりきっています。
��の次のターゲットは「40・50プロジェクト」です。これは中国政府の公式プロジェクト。Jの説明によると、何年か前に40代、50代の人たちが大量にリストラされた。(多分、文化大革命か)それでその人たちのために政府が仕事を斡旋するプロジェクト。だから「40・50プロジェクト」と呼ばれています。先ずは、会社を集める。その会社は応募してきた人たちにknow-how を教え、その人たちが独立して事業を起こす手伝いをするということです。でも、今では40代50代の人ばかりでなく、むしろ若い世代の人たちが利用しています。大学を出ても就職口がありませんからね。
例えば、家政婦派遣業。会社はこの事業をしようとする人(リストラされた人あるいは仕事を探している人)にどうやって家政婦になる人を集めるか、その人たちにどのような教育をするか、どのように家政婦を派遣したらよいか、資本金はいくらくらい必要か、・・・等々を教えます。そして、その人たちから授業料を取ります。ですから会社としては、家政婦派遣業はこうすれば儲かるよ、家政婦派遣業はこんなに良い仕事だよと言うことをみんな(リストラされた人など)に宣伝すると言うことです。その他、多い職種は肉まんのチェーン店、水餃子のチェーン店等食べ物系あるいはペットショップ等ペット関係、漢方薬、民間療法など医療関係。わたしたちはこの「会社」を目指す訳です。
こういった会社の一角を占めるには登録が必要、そして政府が申請された書類を審査し認可します。この書類作成がメチャメチャ煩雑でむつかしい。だから・・・その間に書類を作成する会社が介在します(なんでも仕事見つけて金取るネ)。Jが初めにそう説明した時、わたしは、その会社は政府の出先機関のようなものだろうと思ったのですが、どうも民間の会社のようです。でも、その会社もモノに成りそうな会社をたくさん集めれば稼げるし、政府からも信頼されるので会社は書類を作成する相手を選別しているよう。その会社に作成してもらうにも審査が必要なのです。だからJは書類を作成してくれる会社を見つけたこと自体わたしたちのような小さくて何の実績もない会社にはとても難しいことなのだと強調していました。
「会社に行ったら、あれが要るこれが要るって。そんなものないって言ったら、全然お話にならないって。ちょうど、その時よ、その会社の一番エライ人が会社にいたネ。その人が話聞いてくれて、わたしたちの職種(銀粘土)は珍しいし新しいので若い人に受けるかもしれないって。手伝ってあげるように指示してくれた。偶然その人居たから良かったよ。いなかったらダメだった。」(Jはちょっとした美人。男が美人に弱いのは万国キョーツーね。)
わたしたちは、ちょっといい事があるとドンドン妄想に走っていく共通点がある。
「これで、わたしたちがどんどん生徒教えて、生徒たちがお店始めたら、政府から視察に来るね。政府から来た人わたしたちのこと認めたら政府公認よ。政府が認定すると言うことはわたしたちしかこの仕事できないと言うことよ。わたしたちだけしか教えられないのよ。つまり、いくら北京の人が教えようとしても先ず私たちのところに来て学ばなければいけないと言うことよ。これでドンドンお店増えて彼等授業料払うね、加盟料払うね、わたしたちからドンドン仕入するネ。それでわたしたち何もしなくてもお金ガバガバ入るよ。どこ行くか?世界旅行するか?」
わたし、
「凄いネ~~~。みんな教えてくださいって来るノ~~~。そしたらさァ~講師雇ってさァ~~~、わたしもう教えないよ。教えるのキライだしさァ~。行こ、行こ、旅行いこ!どこでも行くよ~~~!」
��、
「そうね。初級、中級はその人が教えるネ。でも、高級(中国語で上級のこと)コースはダメよ。偉い日本人の先生が教えなきゃネ~~~。」
わたし、
「わかった。それだけ教える。」
と言うわけで妄想は続くのだぁ・・・・・・・・・・・、
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