2015年9月5日土曜日

わたしが英語の本を読むことになった理由(わけ)



次回の英語読書会は、わたしの当番でヘミングウェイの短編を選びました。ヘミングウェイは特に好きな作家ではありませんが、英語の勉強のために7~8年前に買いました。ヘミングウェイ・コンプリート・短編集です。コンプリートなのでとても分厚く、もちろん全部は読み切れていません。やはり、英語の勉強のために買ったという事で、意欲がわかないのかなあ。

 

そもそもわたしが英語の本を買い始めたのは、旅行のお土産のためです。自分へのお土産ですが。写真を撮るのが好きではないので、何か記念の品はと思い最初は買いました。本屋さんが好きな事もあり、旅先でも本屋さんを探してしまいます。

 

最初の海外旅行は、1998年南アフリカ共和国。ケープタウンしか滞在していませんが、そこで通った学校の近くに本屋さんを見つけました。とても大きなモダンな本屋さんでした。そこで、『ロビン・アイランド』と言う本を買ったのが始まりです。ロビン・アイランドは元マンデラ大統領が投獄されていた島です。この本は、この島の歴史のようなもの。イギリスがインドやパキスタンからの奴隷を本国に連れて行ったと共に、この国にも連れてきたようです。ロビン・アイランドでは、そんな人たちが働かされていた島のよう。と言って本を全部読んだ訳ではありませんが。実際、この頃は英語の本を一冊読み切る能力がありませんでしたから。英語の本を読み切る能力はなかったものの、旅先で本を買うことは続けました。そんな本を自分の本棚に並べて悦に入っていたのです。

 

二冊目はサンフランシスコで買いました。ケープタウンのハードな滞在に心が折れて、次は滞在が楽そうなサンフランシスコにしたのです。先生の家でのホームスティ。家の周りを歩き回り本屋さんを見つけました。この時買ったのは、JG・バラードの『RUNNING WILD』。わたしが大好きなSFの作家です。SFと言うよりもシュールレアリスム的。本は薄くすぐ読めそうでしたが、薄いから英語が簡単と言う訳ではなく、この時はまだ読めませんでした。

 

それから、マルタでもイギリスでも本を買いましたが、自分では読み切れないと自覚していたのでただ買っていたと言ったところです。しかし、読めないと思いつつも日本でも本を買うようになりました。どうせなら好きな本をと、フィリップ・K・ディックの『DR.  BLOODMONEY』やマイケル・ムーアの『STUPID WHITEMEN』。

 



 

上海で友達と仕事をすることになりました。2003年のことです。約2年間上海にいました。この時、『STUPID WHITEMEN』を持っていったのです。夜は出かけるところがなく暇だったので、少しずつこの本を読み始めました。で、いろいろな事情により台湾系の英語学校に通う破目に。そこで、有能な中国系アメリカ人の先生に会ったのです。彼が学校をやめると言うので、わたしもやめて、彼にプライベート・レッスンをお願いしました。適当な教科書がなく、それではこの『STUPID WHITEMEN』を読むことにしようと言われ、タフでしたが頑張ったのが英語読解力のプラスになったようです。

 

2005年に帰国した後、友達がオーガナイズした英語のグループ・レッスンに参加。そこで会ったインド系イギリス人の先生が、英語の本を貸してくれたのです。『華麗なるギャツビー』でした。なんとその本を一週間で読み切れたのです。とても面白い本で、ノンストップで読みあげました。この経験が、わたしを導いてくれました。

 

その後、試しに今までに買った本を読み返してみたところ、JG・バラードの本もフィリップ・K・ディックの本も最後まで読めました。おもしろかったあ。そして、興味を持って読めそうな本を買い漁り、読んではまた買うということを繰り返し、今日に至ります。

 

 

その後の展開はまたの機会に!







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