2016年7月17日日曜日

本を買いました。


本は、月4~5冊は買っていましたが、最近あまり買わなくなりました。ひとつには、囲碁に夢中で本を読む気にならないためです。囲碁以外の本の事ですが。もうひとつは、小説に食傷気味だからです。あまり感動を得られなくなりました。歳のせいかなあ…。

 

しかし、囲碁ばかりに夢中になっていると煮詰まって来ます。そんな時、「何か面白い本が読みたいなあ~。」となります。この1週間くらいの内に、面白そうな本の広告を立て続けに見ました。

 

白水社の『ポーランドのボクサー』は、――ラテンアメリカ文学の新世代として国際的な注目を集めるグアテマラ出身の鬼才、初の日本オリジナル短編集――という触れ込みです。ラテンアメリカ文学と言われると…、興味あるなあ。その横には、『魔法の夜』――月の光でお読みください。夏の夜更け、町中をさまよう人々が交叉し、屋根裏部屋の人形たちが目を覚ます…作家の神髄が凝縮された小宇宙!――とあります。もうひとつ『記憶の未来』――現代社会を覆う<記憶喪失>に抗して。孤高の巨人による幻の名著、本邦初訳。――と。なにかワクワクするでしょ。

 

次の広告は、国書刊行会のものです。『日本幻想文学集成全9巻』です。初回第一巻は、『幻戯の時空』。安部公房、倉橋由美子、中井英夫、日影丈吉とあります。メンバーを見ただけでワクワクします。第二巻からも錚々たる顔ぶれでした。「隔月刊、全巻予約受付中」のようです。同じくその隣に「ドーキー・アーカイヴ全10巻」と。――幻想・怪奇・奇想・ホラー・SF・ミステリー・自伝などジャンル、年代を問わず本邦初訳作を中心に紹介する新海外文学シリーズ――今こそ評価されるべき知られざる傑作群!!とありました。唸ってしまうくらいの、垂涎ものです。

 

もうひとつは、「山と渓谷社」とありましたが、今まで聞いたことのない出版社です。『山怪』――山人が語る不思議な話、新たな遠野物語の誕生と話題の書!――とか。著者が山で暮らす人々から実話として聞いた、奇妙で恐ろしい山の体験談を集めた本のようです。

 
 
 

というわけで、金曜日にまとめてアマゾンで調べてみました。本屋さんには悪いですが、ホントこの頃は便利になりましたね。本屋さんでいろいろ物色しながら本を選ぶのも楽しいことではありますが、私の欲しい本は、たいてい店頭には置いてないのです。結局は注文して買わなければいけないのです。ですから、アマゾンで買えればこの上なしです。

 

鬱陶しいこともあります。それは、かってに「わたしの好みの本」などと、宣伝してくること。また、「プレミアム会員になれば送料無料。今登録すれば会費なしで1カ月送料無料」という画面が毎回出てくることです。まあ、金曜日に注文した本が、今日届くのだからそのくらいのことは、大目に見ましょうかネ。

 

検索した結果として、どの本も興味はあるが…、どうかなあということで、他の本に寄り道した結果、全然関係のない『縄文人の世界観』という本を買ってしまいました。先ほど配達された次第です。今までの考古学のジャンルを離れ、縄文時代の土器などから「シンボリズムとレトリック」を鍵に縄文人の思考方法を解き明かす。――だそうです。

 

『日本幻想文学集成』はとても興味はあるのですが、15000円もするのです。全9巻も買えないなあ、と。徐々に出版されたら、そのうちの1冊くらいは買いたいなあと思っている感じです。

 

今のところは、「縄文人の思考方法」って、と、興味津々です。






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