2016年7月28日木曜日

ロボット・パンツ


今日の朝日新聞からのニュースです。信州大学繊維学部と東京都立産業技術研究センターがズボンのようにはいて装着して歩行を助ける「ロボティックウェア」を開発しました。

 

これまでも筑波大学の山海教授が開発したロボットスーツHALがありました。昨年の11月に日本でも正式に医療用機器として認められ、歩行が困難な人の補助器具やリハビリ用の器機として医療機関に採り入れられています。

 

今回は、その種のロボットの汎用化のようです。「装着3分、ズボン型ロボット」というわけ。今までもものは「硬い骨格」のような付け心地で、身体をねじるなどの自由な動きが難しかったのです。ロボティックウェアは、ズボンにモーターによる小型装置を付けたもののように見られます。股関節とひざ関節の計4カ所に面ファスナーとサポーターのようなゴムでそれら装置を固定します。そしてズボンのように穿くだけで、装着完了という次第。

 

用途は同じく、足に麻痺のある人のリハビリや高齢者の介護をする人の負担軽減です。開発チームは「装着しやすく、在宅でも使える。より小型にして早い製品化を目指したい。」と話しています。2年後の製品化を目途としています。

 
 
 

 

いかがですか。夢のような話ですね。川崎重工やパナソニックなどがこれまでもこのようなロボット型スーツを配送現場や高齢化の波が押し寄せる農業の現場にリースでの貸出しをしている現状があります。そのもっと簡易型または価格が安価となると、高齢者が自宅でも穿くことによって日常を快適に暮らせそう。

 

また反対に、力仕事の現場などに配置されたりすると、過重労働の種にもなりそうですね。力をアシストされることによって、長時間働かされそうな予感。まあそんな「ひねくれた」考えは止しにして、素直に科学の発展を喜びましょう。








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