2021年4月19日月曜日

何故か、買ってしまった。

 

 


藤沢周平の本を買った。が、わたしは彼の事を知らない。知っているのは、彼の名前と時代小説作家だったという事、純文学的作風ではなく何やら「書きものの職人」と言ったような作風らしいという事くらいだ。

 

純文学的時代小説とは「どんなものか」とは、知らない。時代小説自体をあまり読んだことはないものの、彼の作風は今までわたしが読んだ時代小説の範疇からは外れる正調派のよう。

 

時代小説に関してもわたしの趣味は、怪奇・幻想・妖気漂う…、といったもの。例えば、半村良や山田風太郎。そして、産前産後の育児休暇の間には、柴田錬三郎の『眠り狂四朗』を全巻読破した。何巻あったかは定かではないが、15~20(?)くらい?

 

そこで、何かの気の迷いで「藤沢周平」である。なにやら人情話っぽいのだ。賭場の壺振などのやくざっぽい登場人物が、少女の純情とか、市井の無垢な人々の情けに感じ、自分の「キャラに無い」なにか良い事をしてしまう…、といった態らしい。わたしが一番キライな「お涙頂戴物」だ。

 



なぜ、買ってしまったのかなあ。ちょっと「心が弱っている」のかもしれない。とにかく買った本の題名は、『夜の橋』。短編集だ。「表題作他八篇」とある。

 

「博打に溺れたせいで夫婦別れした「おきく」が、半年ぶりに訪ねて来た。再婚話の相談で、もう自分には関係ないと一旦は突き放す民次だったが、相手がまぎれもないやくざ者とわかるや、危険を顧みず止めにでる……雪降る江戸深川の夜の橋を舞台に、すれ違う男女の心の機微を哀感こめて描いた――」

 

と、文庫本の説明書き。

 

どうでしょう。ググッと来ますか。

 

わたし、きっと泣いてしまうなあ。くだらないと思いつつ、何にでも泣いてしまうのだから。だから、「わたしの感情」を勝手に揺さぶるこの手の本(ドラマや映画も)には近づかないようにしているのに。「涙とともに弱った心が浄化されるかも」とでも思ったのでしょうか。





2021年4月16日金曜日

コロナ禍で。。。

 



家でゴロゴロしています。


それで、今までに買った本をチラチラ眺めてみました。ちょっと、頭もボーっとしているので、なるべく読みやすく、薄い本に挑戦してみましょうと。。。


それで、唐十郎の『少女仮面』をみつけました。戯曲集です。「少女仮面」のほかに、2作品の掲載です。「ジョン・シルバー」と「少女都市」。


それで、読み始めています。途中です。紙は茶色に変色し、かび臭い臭いもします。これも、この本の雰囲気に相応しいかも。


感想は、またの機会に。




2021年4月12日月曜日

今日の思いつくままに。

 



以前、新聞記事で、『「切符」を知らない若者たち』というのがありました。電子カードが出現してから生まれた世代は、切符というものを買わないからです。今朝のワイドショーにも「切符を買ったことがない。」という若い人がインタビューされていましたカードを忘れたので、切符の買い方をラインで母親に聞いたと。。。


それはそれとして、今回は、「おつり知らない子供たち」です。小学校低学年の算数の問題で、「おつりはいくらでしょう。」という問いを出すと、先ず「おつりって何?」という質問が出るとか。


やはり、親がカードで買い物をするので、「おつり」というものを見たことがないということ。電子カードでおこづかいをもらう子供もいるようです。履歴がわかって何を買っているかわかるからという理由で。


コメンテーターは、「これからは、違った算数の問題を考える必要がありますねェ。」と言っていました。




勿論そうでしょう。時代を戻すことはできませんから。でも、これで良いのかと思うのは、わたしが古い世代に属しているからでしょうか。


以前も書きましたが、「OK,グーグル!」はどうでしょう。なんでも声を出してAIに指示するだけで、生活が出来てしまう時代が来たら、人間は、何もかも忘れてしまうのではと。。。


先ずは、スイッチ。部屋の照明をつけるのも掃除機を始動させるのも一言呪文を唱えるだけの生活。もし、何か問題が起きた時、ハッカーなんか、人はスイッチを探して電灯を点けられるのでしょうか。


以前、友達がエアコンのリモコンが壊れて冷房が止まらなくなったと言っていました。「止め方がわからないので、冬のパジャマを出して一晩過ごした。」と。たしか、本体の中にスイッチはあったと思うけどなァ~。


こんな事です。ヒトは進化しているのでしょうか、退化しているのでしょうか。





2021年4月11日日曜日

アスリートのオドロキわざ

 




アスリートの人達が出演しているテレビ番組を見ていると、凄い人々がいっぱいいると気付きますネ。


以前、居合抜きでピッチングマシーンの剛速球を斬るという驚きのパフォーマンスを見ました。真っ二つでした。


昨日は、キックボクサーが、同じくピッチングマシーンの投げた球をパンチで打ち返すと言う番組を見ました。


その他もいろいろな事を出来る人がたくさんいますネ。


こうなると、昔、日本に「忍者」がいたという事が、ホントだと信じられますネェ。




2021年4月8日木曜日

日本の文学界で「探偵小説」から「推理小説」に変わる時の本格ミステリ作家です。

 



『方壺園』

 

「ミステリ短編傑作選」とありますが、本格ミステリではありません。作者は、陳瞬臣です。以前、中国文学の『愉楽』という本と出会い、中国文学に興味が湧いてきたのですが、中国の本がなかなか日本語に訳されません(上海にいた時、いつもの癖で本屋さん巡りをしていたのですが、中国の本は漢字ばかりで⦅当然の事ですが⦆、こんな本をよく読めるなあと思っていました。)。

 

しかし最近、中国SFが流行りだしているようで、時に新聞広告で見かけます。それで、この本も中国の作家の本かと思ったら、大間違い。日本の作家でした。わたしの見識不足です。超・有名な人だったようなのです(神戸生まれ)。

 

昭和30年代後半、日本において「探偵小説」から「推理小説」に変わる時に出てきた作家で、その時には同じく松本清張や二木悦子、笹沢沙佐保、都筑道夫、西村京太郎等々がデビューしました。

 



 

本は一部、二部に分かれています。第一部は、1962年発刊された中央公論社の「第一作品集」をそのまま収録しています。第二部は、第3短編集『紅蓮亭の狂女』から3篇が収められています。全ての作品が「密室殺人」の謎解きです。

 

 

さて、冒頭で「本格ミステリ」だはないと書きました。それは、密室殺人のプロットはホントに見事に仕掛けられ、謎が解かれるのですが、どうもそれがメインテーマではないような。アマゾンの書評をパラパラと読んでいたら、ある人が「人情話」と評していました。わたしには、人情話という感じはしませんが。

 

しかし、このミステリは警察官とか探偵と言った類の人が出てこないのです。たまたまそこに居た人とかが真相を暴きます。が、犯人が捕まることはありません。犯人が自殺した後に真相がわかるとか、もう病死寸前で犯人と名指しすることなく終焉するとか、何年も後に事件を知った人が、謎解きをするとか……、そんなような事です。

 

これは、なんでしょう?共通することは、殺された人が、とんでもない極悪非道な人だという事。殺人者は、それに耐えきれず、あるいはプライドをひどく傷つけられたという事で犯行を犯します。

 

なので、「謎解きをする」というよりも、事件がおこった 経緯を描写したかったのか、それとも事件の背後にある「おどろおどろしさ」を書きたかったのか。ところどころ、江戸川乱歩を思い出します。最後に収められている『紅蓮亭の狂女』は、その傾向が多大に認められ、怪奇小説のよう。圧巻です。

 

最後に、同期の綺羅星のような作家の中で、「当時のミステリ作家が取れる大きな文学賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、直木賞のすべてを取っているのは、陳舜臣ただ一人である。」という情報を得ました。こんなことも、ミステリというよりも「小説」の方に傾いている…と言えるかも。

 

本人は、ミステリ作家であることに矜持を持っていたようですが。





2021年4月6日火曜日

春ですねェ。。。

 




うちの落葉樹に葉が芽吹いてきて、若葉が出始めた。


また、庭がジャングルになってくるよ~~~。


春が来ても、わたしは、まだまだ、外には出られないのだ~~~。





2021年4月1日木曜日

大江健三郎 『同時代ゲーム』






大江健三郎の『同時代ゲーム』を読み直すことにしました。

と言うのは、昨日の新聞で確か「大江を読む」と言う記事と思いますが、この本の事が取り上げられていたからです。その記事の中で、『同時代ゲーム』は、今の南米の「マジック・レアリズム」に匹敵すると書かれていました。この本が書かれた頃は、まだ、その概念がなかったので、その観点からこの本を読むのも面白いと。

ふ~~~ん、なるほど、と。

南米の作家であるガルシア=マルケスとか、バルガス=リョサ等の作品は大好きです。そんなことで、もう一度読もうかなあ、と。

まあ、宣言して、自分にプレッシャーをかけるという事でしょうか。

結果は、また。。。