2023年3月1日水曜日

今日の「折々のことば」


 

共通世界は、それがわずか一つの位相のもとで見られるとき、消失する。

                    ハンナ・アーレント


共通世界がそもそも存在するのは、その遠近法が多様である場合だけだから……、と続くようです。


鷲田清一さんの解説;

世界は、相互に隔離された<私>の視点や、社会の画一的な視点からしか見られなくなると、バラバラになって崩壊すると、哲学者は言う。




面白いな~~~、深いなあ~、と思いました。


共通とは、一つに統一することではなく、いろいろな思考の複合から生まれるもの…。

矛盾を孕む美しい「ことば」ですネ。眩暈がするワ。






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