数日前の新聞のコラムです。ああ~、死んでしまったかあ~。
わたしは、類人猿にとても興味があります。研究者になりたかったけど、京都大学に入らないと類人猿研究は無理と思い、京大も無理と思い、諦めました。
カンジはボノボです。体はチンパンジーのようですが、チンパンジーよりひと回り小さいのです。カンジはそのなかでも超天才のオスのボノボ。ちょっと追跡していました。
といっても、たま~~に載る新聞記事を読むとかですが。本としては三冊持っています。
最初に読んだのは、『ボッソウ村の人とチンパンジー』です。西アフリカの僻地の人とチンパンジーの生活の関わり方とお互いの生活の影響の研究です。この本では、チンパンジーということですが、ボノボとチンパンジーが区別されたのは後のことなので、どうかわかりません。
次は、『ピグミーチンパンジー』です。この頃は、チンパンジーよりひと回り小さいのでこう呼ばれていた訳です。後に、ボノボと言われるようになりました。チンパンジーとは、違う生活様式や互いの関係性について述べられたいます。
最後に、『人と話すサル「カンジ」』です。ボノボは、人とは遺伝子的には極めてわずかの違いしかありません。カンジはボノボの中では特別な存在でアメリカの研究所で生活していました。
独自のキーボードを背中に背負い、人とのコミュニケーションをとっていたのでした。複雑な文章も理解できました。「隣の部屋の冷蔵庫からジュースを持ってきて。」と言ったようなことや、「廊下に犬がいるから気を付けて。」という言葉には、恐怖心を見せたとか。
自分の意志も表現できました。「何々で遊びたい。」とか「何々が飲みたい。」とかの類です。ゲームで遊んでいたりもしたそうです。
1980年生まれ44歳で亡くなりました。子供がいたかどうかの記述はありませんが、「猿の惑星」は来なかったなあ~、と、思った次第でした。
合掌









