2014年2月14日金曜日

STAP細胞から…、考えたこと。。。


一人、喫茶店フレンドがいます。たまに、喫茶店でおしゃべりする仲間です。彼女のお嬢さんは、30歳で、博士です。STAP細胞の小保方さんのよう。お母さんであるわたしの友達は、小保方さんみたいな「すぐれ者」ではないと言っていますが、どうも動物の糞の研究でその動物の体のサイクルを研究している模様。希少動物の繁殖などに役立つそうです。

 

話がそれました。

 

彼女と最近話した話題は、STAP細胞のこと。そんな話題が普通の人々の間で取り交わされるなんて、スバラシイなあ…と思います。さすが、皆が新聞を読んでいる日本の美点です。で、彼女曰く、京大のお譲さんの隣の研究室は「iPS細胞」の研究をしているのですが、「その先生がアメリカに今いるんだけど、STAP細胞のせいでもう日本に帰って来ないョ、って娘と言ってるの。iPS細胞も時代遅れになっちゃったからね。」です。

 

それから話題は、150歳平均寿命説に移り、「150歳どころかSTAP細胞で、人間は死ななくなっちゃうね。」と。

 

「だからさあ、なにか極めたいものを持っている人なら、何百年も生きて道を究めたいだろうけど、我々凡人はさあ、何百年生きたって、やることがないよ。」と言うと、

 

「そうだね。いつもの通り、毎朝掃除して、今日の晩御飯は何にしようか考えるのが落ちだね。」って。

 

「何百年も、献立考えて生きるんだあ~~~。」

 

 

 

「人間は何故人間になったか」についての本を読んだことがあるが、そこに教育について書かれていたことを思い出した。人間はDNAで引き継がれていく「知識」を教育でより早く伝達して行くことができる。つまり、動物は、いろいろな経験がDNAを通して子孫に引き継がれていくが、人間は体を通さなくとも「学ぶ」ことができるということ。誰かが研究した成果は、即、他の人の知識にもなる。

 

だから、このメマグルシク技術革新がなされていく現代を生きることは大変なことだ。膨大な学習能力を要求される。今日覚えたことは、明日は古くなっており、また、新しいことを学ばなければいけない。

 

今朝のラジオでアメリカ人のジャーナリストが、アメリカの経済格差と教育格差の問題について話していた。アメリカで「金持ちの側」に居られるのは、あるいは仲間入りできるには、最新の知識が必要。それが、お金を稼ぐ道に繋がるからだ。同感である。最新の情報を自分のものにして、支配する者の側に立つのだ。同時に、そのための教育にもお金が掛かる。つまり、金持ちしか最新の知識を得られないということ。こうして、負の連鎖が始まる。そして、格差は広がるばかり。

 

もちろん、「お金だけが人生じゃない」というスタンスが取れれば問題はない。「お金持ち」の存在は忘れて、晴耕雨読の日々も悪くはない。しかし、そういう人生にも才能が必要。自分自身で自らの楽しみを構築できる才能だ。凡人はどうすればいいのか。

 

今の世の中、すべてお金が絡んでいる。そこら辺のものを採集して食料にすることはできない。「そこら辺」は人の土地であるし、魚を取れば漁業権なんてものにも引っ掛かる。もはや、狩りや採集の技術を取得するだけでは生きていけない時代になってしまったんだね~~~。





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