2015年2月21日土曜日

ステキな妄想


わたしは携帯(もちろんスマホも)を持っていません。で、時間をつぶす時どうするのかと聞かれます。でもそんなものは必要ありません。トピックがひとつうかべば、後は簡単。次から次へと妄想が膨らんでいくからです。時に、英語で妄想を始めれば英語の学習にもなります。この場合、辞書は必要ですが。わたしは、研究社の電子辞書を使っております。

 

しかし、反対にまずい点もあります。考えなければいけないことがあるのに、妄想でどんどん脇道にそれて行ってしまうことがあるからです。それは先日の「抗日映画で米アカデミー賞に挑む」でした。英語クラスのためのプレゼンなので英語でどう表現するかを考えなければなりませんが、ついつい「わたしがこう言うと先生やクラスメイトはこう言うだろうなあ。そうするとわたしはこう言う。すると皆はこう言う。」と妄想は膨らむばかり。

 

 

ご存じの通り、中国には抗日番組を一日中流しているテレビ局があります。最近では、中国のインテリ層もそんな番組にウンザリしていますが。中国政府も規制に乗り出すようですけど。「抗日映画で米アカデミー賞に挑む」は、そんな抗日フィルムに出演している日本人俳優の紹介コラムです(朝日新聞)。彼、三浦氏は、北京に留学し、16年前に役者に転向しました。それも抗日映画の。16年間で約80作品に出演しています。いつも日本の「悪い」有名な将軍の役。山本五十六や東条英機など。そして、中国人の監督がそんな映画でアメリカのアカデミー賞に挑戦しているというおハナシです。今のところ、ショートストリー部門でベスト10に入っています。

 

で、わたしの意図は、「芸術作品はそのジャンルを問わずどこにでも存在しうる」ということなのです。でも、話はきっと中国対日本の政治的問題の方に発展していくだろうなと思いました。その方向にわたしの妄想も進んでいったわけです。実際、クラスの一人は、きっと中国系アメリカ人のロビイストが、手を廻してアカデミー賞にノミネートさせたんだ、と言いました。

 

そちらの話題にもわたしの妄想英語のおかげでうまく英語で対応できましたが、わたしの意図はどこかへ飛んで行ってしまいました。なので結局、歌舞伎の『ワンピース』の話までは進みませんでした。

 



 

わたしのこのプレゼンはこんな感じです。もちろん、論文ではないので文章は練ってありませんが。

 

I read ASAHI NEWSPAPER.  They feature one person in their every morning newspaper.  This time I chose him whose name is Miura Kenichi, 51 years old.  He was born in Tokyo.  He studied about China in the graduate school of Aoyamagakuin University.  After, he has gone to Beijing to study more.  Then, 16 years ago, he converted to an actor. 

 

He always plays a Japanese soldier in Propaganda movies against Japan in China.  He says that his roles are Japanese famous officers or war criminals like Yamamoto Isoroku or Tojo Hideki.  But he always considers those characteristics which he acts. 

 

His Japanese friends say that he must have terrible experiences as getting famous in China.  Whereas his Chinese friends say that he would face difficult situations when he returns to Japan.  But, he himself says that his jobs were less than before when anti-Japan campaigns were occurring in China recently, but just that. 

 

The reason Asahi Newspaper picked him up in their column is one of the Chinese directors now tackles to enter Academy Award in the US with such a movie.  I don’t know its title because it is in Chinese. The meaning is maybe “Keep being alive”. The story is roughly that; His role is a commander.  His troopers intrude into an isolated village to kidnap young women.  Then one girl hides herself into a jute bag.  He unconsciously passes it.  I guess, after this its main theme starts.  Also, I guess that the Chinese director intended to describe a savage Japanese soldier’s conscience. 

 

The director asked him if the movie will be released in Japan.  He answered the movie would be risky for both countries.  Japanese people could be upset because of the scenes that Japanese army continuingly plunder villages.  And it causes to make them against China.  About Chinese people, they could not accept a Japanese soldier’s conscience; remorse or a pang of guilt.

 

This movie remains in the best 10 out of 141 films of the short stories’ department.  This month it will move to the final stage.  I don’t know its consequence yet.

 

 

こんなところですが、わたしの妄想は「なぜ、未だに中国は日本を敵視しているのか。ドイツはヨーロッパでうまくふるまっているのに」の答えを求めて彷徨っていたのです。それは、ヨーロッパという同等の国同士であること。同じ規範を共有している事。ドイツは「ナチスドイツ」という別のドイツを責任の所在として手に入れたこと(もちろんドイツ人はその責任を放棄はしていませんが)。

そして、日本の軍隊は皇軍であったこと。日本人は戦争の責任を天皇陛下に押しつけて、別の次元には行けなかったこと。もし、占領軍のGHQが昭和天皇を戦犯として処刑して、日本が共和国になっていたら事情は変わって、「一般」日本人は、素直に戦争の罪を認められたかもしれないこと。その場合は、アメリカに対する新たな抵抗運動が起こっていたかもしれないこと。そして、中国と日本がその時点で対等でなかったこと。今、経済的に対等の立場になって、あらためて「日本排斥運動」が起ったのかもと。

 

 

 

ああ~、妄想が膨らみそうなイイ本を読みたい!!!






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