2019年7月21日日曜日

ホモ・サピエンスの歴史が変わるか?




先日の新聞記事です。「ギリシャでみつかった頭蓋骨化石が約21万年前のホモ・サピエンスものだった。」というもの。

「何故これが大変だあ!」となるかと言うと、

現生人類のホモ・サピエンスは約25万年前から30万年前にアフリカで誕生したと言われています。その後、アフリカを脱出できたのは、5~6万年前というのが定説です。15万~20万年前にアフリカを脱出したとも言われていますが、その時は、ネアンデルタール人に阻止されて、成功しなかったと。

もしこの発見が正しければ、ユーラシア大陸での最古のホモ・サピエンスという事になり、初期の我々がアフリカを出た時期の見直しを余儀なくされます。

この研究チームは、「従来考えられていたより古い時代に、さらに遠くまで現生人類がアフリカから出てきたことになる。」と結論付けました。

こうなると、今までわたしが読んできた本は、すべて(この事に関連しているものですが。でも、たいてい、人類は約6万年前にアフリカを脱出したことになっていて、かつ、そのことは人類の歴史にとってかなり重要です。)書き直されなくてはいけなくなります。

人類がアフリカを脱出した約6万年前より以前にその他の地域で存在していた人類は、亜人類となっていますが、その検証も必要になるのでは?と。また、21万年前にアフリカを脱出した人類と6万年前にアフリカを脱出した人類は、違う進化の過程を経たのかとか、いろいろ妄想が膨らみます。


まだまだ謎は一杯ですね。



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