先日、サイエンスゼロ(NHK番組)をそれとなく見ていたら、マイクロプラスチックが雲の中に含まれていると言っていました。
顕微鏡で見なければわからないほどのプラスチックゴミです。豪雨の出現にも影響しているとのこと。どこにでもありますね、プラスチックゴミ。魚や動物の体内、そして人間の体内からも見つかったと、何かで読みました。
そこで「人新生」です。「ひとしんせい」とか「じんしんせい」と読みますが、現在「じんしんせい」に定着しつつあるようです。個人的に、わたしは「ひとしんせい」が好きです。地質学の用語ですが哲学用語としても使われています。
1953年頃からをそう言うとされていますが、正式用語としては、今回認められませんでした。この頃からプラスチック等、人由来のものが地層から見つかります。イギリスの第2次産業革命以降散見しますが、はっきりと地層区分できるようになったのはこの頃のようです。
さて、恐竜が滅亡したのはなぜかという問いがあります。隕石とか氷河期が来たからとか。未来に「人間はなぜ滅亡したの」かという問いがあるとしたら、「自滅」ということでしょうか。
人が滅亡した後にこんな「問い」はないだろうと思われるかもしれませんが、否、全人類が影も形もなく滅亡することはないと思われます。現に恐竜の子孫である鳥がいるわけですから。
そこで、フィリップ・K・ディックです。アメリカ1950年代ごろからのSF作家です。彼の作品で読んだことがあります。
世界核戦争の後地中に潜った人々と、地上に残って放射能の影響を受け姿が変わってしまった人々。地中の人々はこの汚染された地球から逃れるためロケットを作り上げました。そして出発の時、地上の人々に別れを告げます。そして飛び立っていきます。
さて、地上に残された人々はどうしたか。姿態の変化した人々は、十分地球に順化しています。
「なんで、地球から飛び立つべさ。こんな居心地がいいのに。」とさ。
で、イーロン・マスク氏を思い出しました。すべての公害の元と一緒に火星に飛び立ってくれーーー。我々は、地上に留まって地道にくらしますから~~~。
今日の、新聞のコラムです。
猛暑の昼下がり、街に人がいない。街から人が消え去った。裏道で耳を澄ますと、エアコンの室外機がブーンとうなる音が聞こえてきた。
というお話でした。




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