昨日の新聞のコラムですが、こんなんです。
「だいたい、頼んでもいないのに生まれてきて、必ず死ぬってことじたい、『罠』みたいなことじゃないか。」
ーーー近藤康太郎
こんな周知の事実のようなこと、何で言うかなあ~と。
世の中「罠」だらけで、そんな中で罠をすり抜けたり、罠で遊ぶなどして愉しんでみるかあ~、という結論らしい。
まあ、生まれてきちゃったんだから生きるしかない。わたしの座右の銘は、「死ぬまで生きる」です。
もうひとつ、昨日の新聞のコラムです。
芥川龍之介が、小学2~3年生の時、かわいいと思うものと美しいと思うものを書きなさい、という課題が出たそうです。芥川少年は、美しいものを「雲」と書くと、先生が「雲などどこが美しい?」と×を付けたそうです。
昔の先生というかわたしの子供の時の先生も、こんな人が多かったなあ~、と思ったわけです。うちの息子の年代でもこんな先生がいたなあ。中学一年生の担任の先生は、息子の描いた絵を見せて、「こんな絵を描きました。」、と言いました。
母親の絵を描くという課題だったようですが、直線だけの「あたまのでかい」まんがのような絵でした。わたしは、「良い絵だなあ。」と思って、なんで先生が特にこれをわたしに示したのかがわからず、そのまま返しました。
あとで考えると、中学生でこんな絵を描いたがどう思うか、という問いだったらしい。わたしは、こんな直線だけでわたしの特徴をとらえ、線の勢いも素晴らしいと思ったんだけど。
あとで、息子が家に持って帰ってきたとき、サインしてもらって日付も入れてもらって、今も額に入れて飾っています。よく見たらその日付は、わたしの誕生日でした。(余分ですが、彼は今、漫画家です。)



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