2013年12月1日日曜日

『ゾミア』について

今、読んでいる本の題名です。『ゾミア』。

ず~~~と、ポスト民主主義とはどんな形態かと悩んでいるのですが、ほのかなヒントがこの本にありました。

「ゾミア」とは、東南アジアの山岳地帯の名称です。この地帯に住んでいる人々は、少数民族で、多民族です。つまり、いろいろな人たちが混雑して住んでいるということ。彼らは、一見、文明から取り残された人々ですが、実は、意識的に取り残されているのです。この本によりますと・・・ですが。

国民国家に属さない人々なのです。意識的に国民国家から逃亡している人々なのです。20世紀後半以前、そんな場所は多多あったとか。「国家」は歴史的に記述され得るけど、「国家」に属さない人たちの歴史は史実に表れにくい。「歴史」とは支配した人々が残すものだからです。

国民国家は、今、地球上のほぼすべての地域を覆い尽くしています。だから、わたしたちは、それ以外の形態をイメージできない状況です。でも、確実にそれ以外の存在、「アナーキー」な存在は実存しているのです。

そんな人々を、参考に、これからのわたしたちの存在を模索しても良いのではと・・・、思いました。


また、全部読み終わってから・・・、書きます。






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