2013年12月28日土曜日

『スピノザ――実践の哲学』  G.ドゥルーズ

スピノザは言う。

もし人間が自由なものとして生まれついていたら、自由であるあいだは、ひとびとは「いい」とか「わるい」といったことについて、なんの概念も形成していないことだろう。


そうだよね~~~。他の生物は、良いことも悪いこともしていないもんネ。ただ生きているだけ。生きることに善も悪もないんだ。

G.ドゥルーズの解説は、

「善」も「悪」も、単なる思考上の存在。想像上の存在にすぎず、さまざまの社会的標徴や、褒賞と懲罰から成る抑圧の体制に、全面的に依存しているのである。


やはり、誰かから見た「善と悪」ということか。あらゆる事に「恣意性」は宿っているのね。





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